BC州の高校卒業プログラムの変更:Graduation Literacy Assessmentとは?


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こんにちは!

名古屋からYukikoです。

1月らしい寒さに、周りではインフルエンザなどの声も聞きます。みなさんは体調、大丈夫ですか??


さて、私の方はやっと!大学のテストが終わり、自由が訪れました。(定休日だけ大学に通っていた。)

仕事をすでに自由に入れているあたりは突っ込まないでください。


大学の話はまた別でするとしても、1学期大学に戻ってみて、思ったこともいろいろありました。

学費は高いですが、とてもためになりますね。

レポートとテスト地獄はもう御免ですが、やっぱりいいキリがつくまでは大学での勉強は続けたいと思います。来期の授業はなににしようかな!


さて、今日は巷で話題の、Graduation Literacy/Numeracy Assessmentについて書こうと思います(´◉◞౪◟◉)

おそらく地球上のごくわずかな人の間での話題です。

そもそもBC州の高校卒業プログラムは…


ご存じの方もいる通り(留学業界人)、2018年~2020年度からちょいちょいカナダのBC州の高校卒業プログラムで、変更や新制度への移行が出てきています。

たとえば、これまで卒業のためにはグレード10(高1)でPlanning10というキャリア学習の科目が必須だったのですが、これがCareer Life Educationとなったり、卒業プログラムの一環としてボランティアや社会活動などへの参加にあたるGraduation Transitionsという時間割外で行われる科目を取らないといけなかったりしましたが、これが授業となりCareer Life Connectionとかと組み合わせて卒業としたり。。


現在はまだ移行時期なので、旧科目との組みあわせで臨機応変に認めてくれているようです。でもさすがにもうPlanning10の開講はありません。みんなCareer Life Education。


と、いろいろある変更の中に、こんな重大なものが含まれています。


留学生が卒業するにあたっての最大の壁


それは、Language Arts(言語科目:日本でいう国語)でした。


グレード12(高3)のLanguage Artsの選択は、English12(文学英語)、Communication12(コミュニケーション英語)、French12(フランス語)のどれかが必須でした。

French選択はいないとして置いておいて、Eng12とCom12より選ぶのですが、このうちEng12は死ぬほど難しかった。


なぜかというと、内容は日本でいう古文的なものもあり、かつ表現力や読解力をかなり高いレベルで求められる科目だからです。たとえば高1で日本に来たカナダ人がいたとして、高3で、源氏物語とか読んでる、みたいな感じです。


【高校留学】3年で卒業できるの?English12の難しさ



上の過去ブログにもあるのですが、

>>
このEnglish12とCommunication12は、2018年現在は学校で受講後、州試験も受ける必要があります。

もし州試験のスコアが悪すぎて、学校の成績:州試験の成績=6:4で合計して50%に満たなかったら、English12は落としたことになり、必修単位も取れなかった、ということで、そのほかすべての単位が取れていたとしても、このLanguage Artsのせいで卒業資格がもらえないことになります。


と、なんと学校の評価だけでなく、最後に州の統一テストもあったのですね。

そしてとにかくこの州試験が殺人的な難易度なのです。


Language Artsの州試験が廃止に


これは朗報です。

上記のEnglish12やCommunication12で、留学生がいくら学校で評価を高めても、州試験でドーン!とスコアを落としていがちだった、そして時には単位を逃して卒業も逃しがちであった、州試験がなくなります。

2018年度卒業の学生までで、2019年度にグレード11にあがる学生さんはLanguage Artsで3年間の最難関と言われていた州試験はもはやありません。


しかし!Graduation Literacy/Numeracy Assessmentが始まる


これが今回の本題です。

Language Arts分野で必要とされていた、州試験がなくなった変わりに、似たような試験が課されることになりました。

これが、Graduation Literacy Assessment(卒業言語能力テスト:以下GLA)と、Graduation Numeracy Assessment(卒業数的処理能力テスト:以下GNA)です。

正直、GNAの方は、もともと数学のレベルが高めの日本人留学生さんの心配はさほどしておらず。

問題になるとしたら、GLAの方かなと考えていました。


GLAは、グレード10(高1)とグレード12(高3)で受ける必要があり、GNAはグレード10(高1)のみ。これら3つを受けないと卒業できないことになります。逃げることはできないのです。

詳しくは、英語ですが州政府の出しているこちらのリンクに書いてあります。(PDFです。)

No Title

No Description


移行期間中は分かりにくいので、以下のように上記のリンクに書いてあります。


-2018年度卒業(実質の卒業は今年の6月)になる学生さんはLanguage Artsの州試験+GNA10(数的処理の高1のテスト)。

-2019年度卒業になる学生さんはGNA10のみ(一番ラッキー)。

-2020年度卒業になる学生さんはGLA12+GNA10。

-2021年度以降卒業になる学生さん(まさに今年9月に入学する学生さん以降)はGLA10+GLA12+GNA10。つまり全部。


しかし!!おびえるのはまだ早い


GNAもGLAも、このように書かれています。


「特定の科目の結果と結び付けられるテストではない。独立したテスト。」

「やり直しも可能」

「習熟度レベルで結果が出る」

「最終の成績証明書に結果が記載される」


と。

これを見て、私は、「やや?合否がないテスト?」と思い、調べてみました。

カナダのニュースサイトでは、「このテストはアカデミックに偏っていた州試験とは異なり、高卒後に社会に出る学生なども含め、実用的な能力がどれくらいあるかをジェネラルに客観的に判断するもの」というような内容で書かれていました。


やっぱり合否がない?

と思い、結局、カナダのとある学区のスタッフに聞きました。以下引用です。


「お尋ねのGraduation Literacy Assessmentですが、ご理解の通り4段階で評価され成績証明書に記載されますが、合否はありません。
現在、既に導入のNumeracyも同様です。卒業までに必ず受験しなくてはならないものですが、再受験もでき、最終的に良い方の評価点が記載されると聞いています。
英語でCommunicationがなくなり、English10-12が卒業必須科目になったことは、留学生にとってハードルがあがることになりますが、
逆にプロビンシャルテスト(州試験のこと)がなくなり、GLA・GNAの導入については、留学生にとってベネフィットになるだろうと留学部の先生は仰っていました。

州政府のサイトの内容では詳細がよくわかりませんね。
私も新美さんと同じ疑問を抱き、先生方へ以前に質問してみたのですが、まだ詳細情報の収集中といった感じを受けました。
また何か情報が入りましたらお知らせさせていただきます。」


とのことです。

なので、そんなにおびえなくてもいいのかなと今の段階では思っています。


しかし!!!Communicationはなくなった


しかし祭りですみません。

そうなのです。


上記の学区のスタッフさんからのメールにもあるように、今回の変更で、もっとも大きく留学生を揺るがすのは、Communicationという科目がなくなることです。Language Artsでは、English Studiesという名前のものと、English First Peopleという謎の名前の科目のどちらかを取り卒業することになります。

Language Artsの科目内も、多少内容が変わったようです。名前からすると、English First Peopleの方が古典的になり、English Studiesの方がCommunicationに近くなるのか…?と、これは憶測の域を出ません。


州試験がなくなるので、全体的に少しぬるくなってしまうところのバランスを取るためか、コースはある程度難易度を上げたのでしょうか?


結局手探りで始まるオーカナダ


学区の方のいうように、結構現場のスタッフでも新しいカリキュラム対応には大変な思いをしているようです。

カナダは州単位で高校卒業資格の規定が異なるので、結構小回りがきくからか、しょっちゅうカリキュラムの変更は起こるそう。

それに、いつもぶっつけな感じで対応しているのが現場だそうです。


新しい科目の先生とか、どうするの?って、日本の教育カリキュラムに慣れている私だと思いますね。

English First Peopleは、Englishの先生が教科書を変えて教えるとなるのでしょうが、それもまた大変でしょうね。

Career Life Educationも、Planning10との違いは一体…という感じです。


今大学に通って日本の教育のことを勉強しています。

とくに教育課程(カリキュラム)の歴史を今回勉強していたのですが、日本も北米も過去数十年は、


「社会の発展のため、勉強厳しめカリキュラム」→「個人の幸せと自己実現のためのゆるめカリキュラム」→「勉強厳しめカリキュラム」→「ゆるめカリキュラム」→「勉強厳しめカリキュラム」→……


と、大体10年くらいのスパンでずーっと繰り返してきているらしいです。大体どっちでも最終的に良くない結果になるらしいです(笑)。


日本は今、ゆとり教育に失敗したところで、厳しめに入ってしばらく経っています。

カナダは今、ゆるめに入っているのかな~と勝手に想像しました。実はEnglishはEnglish10でも数年前まで州試験があったんですよね。それがなくなり、とうとうEnglish12でもなくなる。となると、ゆるい波が来ているのかなと思ってしまいます。


ちなみに、厳しすぎるとなんでいけないかというと、「落ちこぼれ」が大量発生するかららしいです。

かと言ってゆるくしすぎると「このゆとり世代が!」みたいなことになるんですものね。

教育とは難しいものですな。


と、今日はそんな感じでニュースのお知らせでした!

カリキュラムがどうであれ、自分がしっかりしていれば大丈夫!!がんばれ留学生(∩´∀`)∩

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