留学にかかる費用
よく聞かれる質問で、「留学費用はどれくらいかかる?」というものがあります。しかし本当に留学はピンからキリ!ここでは平均的な額として概算を出しています。それぞれに異なったゴールと予算があるのはもちろんのこと、そのためのナデシコ留学です。親御さんにとって重要なもののひとつである「金銭的負担」と娘さんにとっての最重要事項「ゴール」。バランスのいいところを探るために、詳しくはご相談下さい。オリジナルの留学をご提案し、お見積りをお出しいたします。
以下の額は運営している私たちの留学を振り返って、十分「目標を達成する留学」は可能である、という額になっており、無理のあるプランでのお見積りではありません。
レートは$1=¥115として出していますが、非常によく変動するものです。そのときのレートで換算できるよう、$表示もしてあるので、実際のレートで換算してみてくださいね。
また未成年の留学については以下のブログ記事、またサポート費用についてもご確認ください。
固定費
生活費(毎月)
食費(一人暮らしの場合) | 300ドル/月 | 34,500円/月 |
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家賃(ルームシェア) | 900ドル/月 | 103,500円/月 |
携帯代 | 50ドル/月 | 750750円/月 |
交通費(バンクーバー1Zone) | 110ドル/月 | 12,650円/月 |
保険(毎月)
カナダ現地の留学生保険 | 2ドル/日~ | 230円/日~ |
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航空券
JAL/ANAなどの直行便(往復) | (閑散期)25万円~(繁忙期)30万円~ |
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サポート費用
手続きサポート/出発前 | 税別45,000円(成人) | |
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18歳以下の短期留学サポート | 税別80,000円~プランにより異なる ※中学高校留学は別プランあり |
プログラム費・学費(※申し込み最短単位での計算)
中学高校(BC州・オンタリオ州 公立) | 1500ドル/月 前後 | 172,500円/月(医療保険が含まれます) |
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中学高校(私立) | 1,800ドル~4,000ドル/月 | 207,000~460,000円/月 |
語学学校(25レッスン/週) | 約350ドル/週~ | 40,250円/週~ |
公立カレッジ(BC州) | 約9,500ドル/1学期(4か月・5コース)前後 | 1,092,500円/1学期(4か月・5コース) |
中学・高校留学の公立学区プログラム費費用一覧
※中学高校留学のプログラム費用は、多くがホームステイ(3食付き)滞在費と現地での医療保険を含んでいます。
合計目安費用(※一般的な申し込み期間での計算)
中学高校(BC州・オンタリオ州 公立) | 1学年度(10か月)学費+生活費(滞在:ホームステイ)+航空券往復 | 370万円前後~/1学年度・10か月 |
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中学高校(私立) | 1学年度(10か月)学費+生活費(滞在:ホームステイまたは寮)+航空券往復 | 480万円~1,000万円前後/1学年度・10か月 ※寮の場合、650万円前後~ |
語学学校(25レッスン/週) | 1か月 学費+生活費(ホームステイ・寮・シェア)+航空券往復 | 60万円前後~/月 ※未成年は割増あり |
公立カレッジ(BC州) | 1学年度(2学期・8か月)学費+生活費(ホームステイ・寮・シェア)+航空券往復 | 380万円前後~/2学期・8か月・10コース分 |
$1=¥115 換算
※お小遣いなどは含まれていません。学費は1年ごとに上昇します。上記は2024年の参考費用です。
大事な娘さんが安全に過ごせる場所、カナダ
カナダは国連の調査で9年(1994年~2002年)連続して世界で最も暮らしやすい国トップ3に選ばれています。毎年行われるこの調査では、世界174カ国の生活の質を200の指標で評価します。教育機会の充実、高い平均寿命(全国一律の医療保険制度実施の結果)、そして犯罪と暴力の低発生率でカナダは特に高い得点をあげています。さらに、カナダの大都市、バンクーバー、トロント、そしてモントリオールは、いずれも生活や仕事の面でワールドクラスの都会ですが、清潔で安全な街並みとともに文化水準の高さや魅力的なライフスタイルに定評があります。
親御さまからの声
カナダの教育の質の高さ
カナダの教育制度は教育を重視する国民性を反映して世界でもトップレベルを誇り、また政府教育支出額(対GDP比)もOECD平均を上まわりG8諸国の中では最高です。カナダの学校教育の質が極めて高いことは、カナダの高校生が読解、理科、数学の国際テストで常に世界ランキング上位の成績をあげていることからも証明されています。さらにカナダで授与される学位、資格認定(ディプロマおよびサーティフィケート)は、世界中の企業や政府機関をはじめ学界で高く評価されています。
娘の留学が不安な親御さまへ
どうして留学をするの?
もちろん、留学しなくても、夢をかなえることも、英語を上達させることも可能です。私が思うに、どこにいても輝ける人は輝けます。日本でも海外でも、場所はそんなに関係ない気がしています。
でも、「どこにいても輝ける人」はやっぱりいろんなことを若い時に吸収し考えた人だとも同時に感じるのです。多感な時期であるからこそ、大人では気づきにくいことに気付き柔軟に吸収していきます。英語の吸収力もそうです。特に日本語にない英語の発音は若い時でないと身に付きにくい部分があります。そういう意味で留学の果たす役割は大きいとも思います。
しかしなにより、日本にいるよりもたくさんの生き方を見ることができるということが、留学に若いうちに行く最大のメリットです。
カナダはまだ国として成立して200年と少し。もちろん移民がベースの国で、特に西端であるバンクーバーは移住しやすい多国籍都市であって、いろいろな文化に対面することが当たり前の日常になります。
専門学校や大学に行って就職して結婚して…と日本人学生が知らないうちに決めてしまっている「日本人なら当たり前」の生き方が、「もしかしたら自分の幸せとは少し違うのかも…」と思えるようになり、それならば自分の幸せは、と幅広い価値観と視野で考えられる可能性も、留学に出ることで大きくなります。(もちろんそういった日本での生き方が幸せ、と帰ってきて改めて思えるなら、それも素敵ですよね。)
親であるなら、子どもになるべくたくさんの選択肢を見せてあげたいと思うのではないでしょうか。一般に「いい大学に行きなさい」と言うのも、結局はそれだけ人生の選択肢が広がるからだと思うのです。
「知らなかったから選べなかった」ということがないようにする最善の方法が、留学だと私は考えているので、人生のコースを決定する前の段階で選択幅を広げていくという意味でも留学を応援しています。
日本の大学や短大、高校はだめなの?
もちろん、日本の学校も魅力的です。ただ、日本の大学や短大、高校と、海外の大学や短大や専門学校、高校で勉強しなければならない量的なものは、英語も含めると断然海外の方が多きいことは「入るのは簡単でも出るのが大変」というよく言われる言葉からも感じられるかと思います。とくに英語圏大学の卒業は、メジャーにもよりますが本当に大変です。
これはカナダの高校でも言えることかもしれませんが、課題の量が多く、クリアできるラインも高いですし、ただ出席していれば卒業できる日本の学校とは別世界だと感じます。では、海外の学生がその知識を社会に出てからもフル活用していたり、きちんと覚えているかというと、別にそうでもないようです。使わないものは忘れます。でも、学生時代にそれだけ「努力」したことは、その学生さんにしっかり染みついている。人生で一度でも「努力」したことのある人は、何度でもその気になれば同じ「努力」を発動できます。今後いろんなことが起こる人生で、頼もしい武器になるはずです。そして、「自信」。海外の大学や短大、専門学校、高校を卒業すること、そのものが誇りになり、「自信」として残ります。履歴書を意識して…という日本の進学とは、この二点でまったく違うものだと感じます。
どうしてカナダなの?
日本の英語教育は基本的にアメリカ英語をベースとして作られています。カナダは歴史的な理由でイギリス文化が入っていますが、地理的にアメリカに近いことで、どちらかというとアメリカ英語より。
英語を勉強していくという点では、これまで義務教育で勉強した知識ベースを考えてアメリカ英語をまずは身に付けたいところです。世界のスタンダードは人口的にもアメリカ英語というのは今のところしばらくは変わらないのではと思います。では生活費もカナダと比べて安い本場のアメリカで英語を…となりますが、アメリカはやはり治安がひどく心配です。貧困層に犯罪率が高いというのは周知の事実ですが、アメリカの貧困層の人口はカナダのそれと比にならないほど多く。犯罪率の比較は言わずもがなです。アメリカの公立高校を視察した際には、エントランスに金属探知機があり、校長が「僕が赴任してから3度、銃の持ち込みがあった」と話していたことは衝撃でした。
海外なので油断は禁物ですが、アメリカ英語により近いものを学びながら、安全な生活を確保する。そういった意味でカナダはもっとも適した場所であると思います。
卒業できなかったらどうするの?
これだけはご本人の努力次第…となってしまうのは心苦しいのですが、高校留学でいえば、卒業留学を目指して、決まった期間で卒業ができなかった学生さんはナデシコ留学では(途中でやむなく帰国した学生さんを除いて)いませんでした。本人の努力や、それを支える周囲の大人のサポートによって、卒業ができないという事態は高校においては極力回避することが可能です。ただし、大学以上の機関になる場合は本人の努力だけではなく能力やメンタル面も大きく関与し、残念ながらそれなりの割合で卒業を断念した学生さんもいました。
ただ先ほども書きましたが、卒業しようとして努力した軌跡はご本人の中に一生の宝として残るはずです。卒業できないことが必ずしも失敗であるとは思いません。実際に卒業を目指したものの、途中でやむなく帰国を選んだ学生さんもいますが、誰のことも失敗だと思いませんでした。みんな、また立ち上がり新しい道を自分で見つけ、新しい夢をきちんと見つけるからです。ナデシコ留学はそういった学生さんの帰国後の様子もずっと見ています。
ほかの道を探すとき、またプランのシフトチェンジを行うとき。まだまだできることは多々あるかもしれません。そしてそういった問題についても全面的にサポートするのが私たちの役目です。
英語なんて全然できないでしょ。生活はどうするの?
もちろん、英語のベースがない学生さんをいきなり一人暮らしや生活、ホームステイに押し込むわけではありません。そのために私たちがいると思っていただければと思います。最初の数週間に関しては、困ったことを私たちやホームステイ家族に話して、なんでも頼っていただけたらいいのです。もしご心配が大きい方の場合、正規の学校に行く前には、海外での英語での生活ベースがゼロであれば、事前の英語ベースをつけるための語学学校への通学を勧めています。そこで1~3か月ほど勉強することで、(よほどの専門的な問題が起こらない限り、ですが)日常生活になじんでいく英語力が自然と身についていきます。
英語や文化の違いなどの大変さよりも、無性にさみしくなる、不安になる、といった無意識に形成される精神面のバランスを取ることのほうがはるかに難しいこともあります。そういった面でも、到着したばかりの学生さん、渡航前に少しでも不安な要素がある学生さんには、より慎重に気を使ってサポートする体制が整っています。
到着から数時間で「もう帰りたい」と何日も泣いて外に出られなかった高校生さんも過去にいらっしゃいました。毎日毎日長時間オンラインでつながり、親御様と私たちで励まし続け、無事にすぐに帰国をすることなく、数年の留学を終えて留学まで達成した学生さんもこれまで数名いらっしゃいました。かつてホームシックのピークで帰国することになった学生さんはいらっしゃいません。ご家族とチームになり、しっかりと寄り添い励まし続けます。