BC州
カナダの公立高校は、移民が多いというその国の特徴から留学生を積極的に受け入れる環境が整っています。英語が不安な学生はESLやEFL等の英語補講クラスと並行して通常クラスを履修します。また、公立高校は通常、学区(市単位)ごとに教育委員会が存在しており、そこで留学生の受け入れも管理しています。
寒いイメージのあるカナダですが、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州は温暖で快適な気候です。冬は雪が降ることは稀で、夏は25℃程度の乾燥していて過ごしやすい気候です。BC州では、長年に渡って留学生を受け入れているので、中でもBC州の学校はESL、ELL等のクラスを開講している学校が多く、生徒数も多いため日本語クラスがある学校もあります。日本語クラスでは先生のアシスタントとして活躍出来るので、ネイティブの学生との関わりも持てるので、友達になるきっかけもできるメリットがあります。
なお、BC州は行きたい学区と、空き状況次第では学校を選択できるので、かなりの確率で希望する学校へ入学することが出来ます。
オンタリオ州
アルバータ州
マニトバ州
ケベック州
ノバスコシア州
市単位の学区ではなく、州単位という大規模で留学生の受け入れを積極的に行っているのがノバスコシア州です。州の「留学生プログラム」窓口を持ち、それぞれ州内の教育委員会には留学生のためのカウンセラーが存在します。また他州のように留学生が多くはないため、ESLやEFL、ELLなどの英語補講クラスが用意されていないことも多くあります。
ノバスコシア州の留学プログラムでは、州内のどの学校に配属されるかを原則選ぶことはできませんが、費用は年間の学費+滞在費に加え、ガーディアン(保護者)費は無料と、カナダの公立高校学区の中でもかなり低費用となっており、それが人気の理由のひとつにもなっています。
ニューブランズウィック州
ノバスコシア州に同じく、市単位の学区ではなく、州単位という大規模で留学生の受け入れを積極的に行っています。州の「留学生プログラム」窓口を持ち、それぞれ州内の教育委員会には留学生のためのカウンセラーが存在します。ニューブランズウィック州もカナダ国内ではかなり低費用での留学を提供しており、ノバスコシア州とは異なり、提供している55校すべてでESLやEFL、ELLなどの英語補講クラスが用意されています。
ノバスコシア州の留学プログラムと同じく州内のどの学校に配属されるかを原則選ぶことはできませんが、希望を出願で書き込むことは可能で、定員やホームステイの都合が合えば極力手配を行ってくれる配慮があります。
ニューファンドランド&ラブラドール州
ノバスコシア州とニューブランズウィック州に同じく、市単位の学区ではなく、州単位という大規模で留学生の受け入れを積極的に行っています。州の「留学生プログラム」窓口を持ち、それぞれ州内の教育委員会には留学生のためのカウンセラーが存在します。ニューファンドランド州もカナダ国内ではかなり低費用での留学を提供しており、上記2州との違いは、州都のSt.Johns近郊でしか留学生を受け入れないので、行先は数校に限られており、おおよそ自分の留学する環境を事前に知っておけることです。
ただし人口が少ないエリアでホームステイも多くないため、非常に定員が狭く、とくに9月はすぐに定員に達してしまうようなので、早めの準備が必要です。全体の取り扱い人数が少ないため、非常にアットホームでまとまりのある留学プログラムになっています。