負のスパイラル
高校が開始してからもう二ヶ月が経とうとしています。
みんな元気なんだけど、英語の上達が感じられずに落ち込んだり、焦ったりしているようです。
はっきり言いますが、語学はそんな短期間で飛躍的に伸びることはないです。
もちろん少しずつ英語力は伸びますが、実感できるようになるのは一般的にだいたい半年くらい経った頃からです。
しかし、上達スピードは人により異なるので、とにかく人と比べないこと。
あの人英語上手だな → 自分は全然上達しないな → 気分が落ちる → やる気がなくなる → 家にこもる → 誰とも会話しない → 英語が上達しない
と、負のスパイラルにはまってしまいます。
前向きに考えよう
そうではなくて、前向きに考えましょう。
新しい単語を覚えた!
エッセイで文章を長く書けるようになった!
ホストファミリーとの会話が続くようになった!
前は通じなかった発音が通じるようになった!
知らない人に話しかけられた!
スムーズに注文できるようになった!
などなどなんでもいいんです。
小さいことでもいいので、前向きに考えて、成功体験を増やしましょう!!
こういった快感は脳内でドーパミンが分泌され、気持ち良さと同時に「意欲」をもらたします。
この意欲が湧くのもドーパミンの分泌による感情です。
とにかくポジティブに考え、継続することが大事です!!
挑戦し続ける姿勢が大事!!
そこで、今回はみんなも前向きになるテレビ番組を紹介したいと思います!
それは、テレビのバラエティ番組、世界の果てまでイッテQの大人気シリーズ、”出川のはじめてのおつかい”です。
こちらはシリーズ化していて、色んな国で行っているのですが、一年くらい前にバンクーバーでも行っていました。
簡単に説明すると英語圏で日本人の手を借りずに出川がミッションを遂行します。
バンクーバーで最初に出たミッションは、有名な蒸気時計に行くというミッションでした。
この蒸気時計、英語では”Steam Clock”と言います。
しかし、その単語が出ない出川は、「ポッポオクロック」と表現します。
おそらく鳩時計から来ているのだと思いますが、複数の人に聞いて最終的に”Steam Clock”を聞いた人から引き出しました。
私はこの回を観て、バンクーバーの人って本当に優しいなと改めて思いました。
出川の話している英会話は本当に面白くて、謎解きのようで爆笑してしまいますが、彼のハートの強さに感心してしまいます。
完璧な英語でなくてもなんとか通じています。
出川の素晴らしいところは、英単語を知らなくても別の方法で説明したり、置き換えたり、連想できるようなことを言ってみたり、なんとか伝えようとしているところ。想像力も本当に豊かですよね。
そして、間違いを恐れないところ。
とにかく伝わるまで挑戦し続ける姿勢。
一回で聞き取れなければ、何度も聞く。
正しい英語を話していなくても会話が成立しているのです。
バンクーバー編以外にもたくさんあるので、観たことがない人はYouTubeなどで検索して観てみてくださいね。
もちろん番組ですし、出川は芸人なので、ミッションを遂行したり、笑いを誘っているのもありますが、
彼はきっとプライベートでも同じだと思います。
はじめの一歩を踏み出そう!!
始めは何事をするにも勇気がいりますが、留学期間は限られています。
限られた時間で何ができるか、どうしたら英語が上達するか、もう答えは出ていると思います。
行動するのみです!!
誰しもはじめの一歩は怖いですが、その一歩を踏み出さなければ何も始まりません。
クラスで日本人以外の隣に座ってみる。
カナダ人クラスメイトに”Hi”と言ってみる。
言っていることがわからなかったら流さずに”Pardon?”と言ってみる。
買い物中のレジでお会計をする時に自分から”How are you?”と聞いてみる。
ボランティアを始めてみる。
なんでもいいので、一歩を踏み出してください。
そして、それを継続してください。
必ず結果としてついてきます。
ある生徒さんが「いきなり”Hi”って言ったら迷惑に思われるし、変な人に思われませんか?」と言っていました。
そんなことありません!!
日本人は空気が読めるのがいいところではありますが、時にそれが妨げになってしまいます。
カナダで空気を読むのは15%くらいでいいです笑。
とにかく皆さんもはじめの一歩を踏み出してくださいね!
と今日は珍しくいっちょまえなことを書いてみましたヾ(・ω・o)