こんにちは、ハワイからYukikoです。
ハワイといえども、ここはアメリカ。 やっぱりなにかと英語は必要になってきます。思ったよりも必要でした。
入国審査からすでに 「カナダに留学行ってたの?ガスタウン行った?ギャッシージャック像に頭からビールぶっかけた?」 と、いきなり陽気なアメリカ人オフィサーにかなりローカル(なぜかカナダローカル)なネタの英会話をしかけられます。 ここは普通だったら話しかけられない場面だと思いますが、たまたまこの人が陽気だったんですかね。 しかもバンクーバーのこと、よく知ってますねぇ。
でもそんな他愛もないやりとりに楽しい滞在の予兆を感じてうきうき。やっぱりコミュニケーションが取れるって、旅行をより充実したものにさせますね。
ハワイ、しかも今回訪れているワイキキは日本人だらけ。 結構いろいろな場所で日本語が通じますし、日本語メニューがどの店にもあるのは便利です。 でも「センエンダケデス。」とか「ノミモノ?」とか本当に生き抜くために必要な単語や簡単な文章だけ、日本語です。
たとえば、「日本のメンズの25センチの靴って、こっちだといくつなの?」とか「プールって何時から何時まで開いてる?」とか「排水溝が詰まったんだけど…」とか、 そういうことはやっぱり自分の会話力が試されますし、慣れていないとなかなかとっさに出ないかもしれません。
留学をしたり、海外生活をすると、当たり前ですが、そういった質問をしなければならない場面はゴマンと出てくるんですよね。 なので、言い回しもいちいち考えずに自然と出てくるのです。 何気ない質問が聞けなくて苦労して自分で調べるとか、そういった手間は一切なくなりました。
カフェやレストランの注文ひとつ取ってもそうです。 毎日毎日、日常的にしていたことなので、なんてことはなくなります。
でもきっと海外で生活をしたりしてなければ、コーヒー一杯を頼むのに胸が爆発しそうに緊張するんだと思います。私は小心者なので。
私の前に並んでいた若い日本人の女の子も、苦労していました。 友達との会話からしてホットを頼みたかったようですが、いろんなやりとりの末に「No Ice」と伝えて、氷なしのぬるいアイスラテが出てきてしまっていました。 もちろんそれはそれですごく素敵な旅の思い出ですけど!
見ていてほほえましくもなりました。 でもチキンな私はコーヒー一杯にいちいち心筋梗塞を起こしていられないので、やっぱり英語が少しでもできてよかったなーと思います。
昨晩のこと。 カナダにいる友達に絵葉書を送ろうと、売店で切手を購入してました。
そこで、日本人の夫婦おもにおっさんの方がタバコを買おうとしていまして、「これ、強いタバコ?」と一生懸命日本語の通じない店員に日本語で聞いていました。 差し出がましいかとは思いながらも、少しだけ通訳をしました。 結局店員さんはタバコについて詳しくないし、パッケージにもタールの表記がなくて結論は分からなかったのですが、おっさんは「じゃあいいや、いろいろありがとうね」と言って笑って去っていきました。
そのあと、店員さんは「通訳ありがとう!日本人のお客さんが多いから私も日本語ができたらいいんだけど…」とぼやいていました。 少しだけ世間話をして、切手を買って…。
そういうコミュニケーションって、やっぱり英語があればこそ、なんですよね。
ほかのお店やレストランに行ってもそうですが、少しでも英語で話しかけたり、質問したり、返答をしたりすると、「あ、この人は分かる人かも!」と、相手側も積極的に話しかけてくれますし、温かいコミュニケーションがおのずと増えます。 やっぱり留学すると、海外旅行はしやすい!便利!あー英語勉強しててよかったー!って思います。 トラブルもすぐ解決しますしね。
でもそれ以上に、「私もあなたたちと共通の言語を話して、できるだけ近づきたいと思っているよ、オープンだよ!」という気持ちを一番端的に表すことができるのが素敵なところじゃないかなーと思います。
人間らしいコミュニケーションが現地の人と増えるだけで、旅行が何倍も楽しくなります。 そういう意味では、現在は日本で仕事をしていてそんなに英語が必要じゃない環境の私も、英語をずっとやってきた意義を再認識できてうれしくなりますね。
また今回は、お母さんに便利な思いをしてもらえてよかったです。 彼女はフラダンスが趣味なんですが、自分で手作りのダンス用のスカートを作りたかったらしく、布を買いたかったようです。 布を何ヤードかに切ってもらって…って話せない人にとっては結構緊張するお買い物ですよね。 しかもウォルマートの布売り場なんで、超ローカルな雰囲気&日本語の期待はできません。 便利に使ってもらって、私もここ数年の成果を見せることができて、いい機会になりました。
ハワイですけどね!!!
明日一日過ごして、帰ります! 和食が恋しいです。
送ったハガキ。海外から海外へサラサラと手紙を書けるようになったのも、カナダでの生活のおかげです。 喜んでくれるといいなぁ。