日本よりYukikoでござます。
また今日も友人からヒントを得て…(∩´∀`)∩
今日は「海外勤務」と留学のお話。今回は日本で就職して海外転勤するという意味での「海外勤務」です。
先日とある友人を空港にお迎えに行きました。
高校からの腐れ縁の同級生なのですが、現在シアトル勤務でつい先日のバンクーバー出張のときも、土日のお休みのときにはその友人を訪ねてシアトルに行きました。
なのであまり久しぶりー!感もなく…。
その彼はいわゆる”エリート”というやつで、高校卒業後、有名大学へ進学して日本を代表する超大企業に就職しました。
地元名古屋でしばし勤務して東京へ転勤。
そのあとはなんと…!突然アメリカはニューヨーク支社へ転勤命令が!
エンパイアステートの目の前の高層マンションに居住していた(もちろんニューヨークにも遊びに行きました)のですが、1年そこそこでテキサスへ転勤、そしてあれよあれよと流れて現在シアトルという華々しい街道を歩いております。
アメリカに転勤してもう2年半くらいになるんでしょうか、それはそれは楽しそうです。
今回はビザの延長の手続きで一時帰国したようですね。
そんな彼、最初から英語がペラペラで海外在住経験があったのか?というとまったくそんなことなく。
TOEICは600ちょっとくらい、海外在住経験どころか短期留学の経験もありません。
私の周りにはたくさんの彼のような「海外駐在員」の知り合いがいます。
みんないい大学を出て、いい会社に入って海外支社に勤務することになった子ばかり。
でもおそらくみんな英語が特別できたわけでもなければ、長い留学経験があったわけではない。(と思う。)
それよりも海外勤務の素質ってなにより「世界展開しているメーカーや商社またはインフラ関係の会社に勤めていること」が前提で、さらに「男性であること」であるような気がします。。
がーん、ですよね、女子は。でもとくにインフラ関係(社会基盤を整える建設会社や下水ガス発電設置などの会社)の海外勤務は発展途上国であるのが当然。
そうなると治安の心配があります。そうなると女子の方がいい住居に住んだりする必要があったり、コストもかかります。
とくに現地人と一緒に働く場合、その国がまだまだ男尊女卑の風潮があれば女子では牽引を取りづらいということもあるでしょう。
今回会った友人も「そう言えば英語が自分よりできて海外転勤希望の女子もたくさんいるけど、なかなか行けない人が多いかも」と言っていました。
ある程度仕方ないんですよね、やっぱり女子が海外勤務の候補に上がりづらいというのは。。
アメリカならいーじゃん!!と思いますが。
きっとこれから次第に変わっていくかと思いますが、日本で海外勤務を希望するのは女子にとってはまだまだハードルが高いのかもしれません。実際同じエリートな女の子も周りに多くいますが、海外転勤して在住しているのは1人だけ…。
でも旅行会社などは別で、女性でも多く海外転勤となっています。
その業種にもよるんでしょうね。
しかし!実際に私がカナダで見た日本人ビジネスパーソンの中には女性も多くいました。むしろ女性の方が多いかも。
その女性たちは言わずもがな、留学を経て現地就職を果たした人たちです。
そういう意味で言えば同じ「海外勤務」でも現地就職と海外転勤はまったく別の間口で広がっていると思います。
海外転勤を目指すなら、日本でとにかくいい大学に進学して、有能な人材であることを証明しなければなりません。
でも、現地就職を目指すなら、とにかく英語力と一芸!何か人よりも秀でたもの、技術、知識や経験を持っていることが重要で、学歴はそこまで重要視されません。(日系企業だったらちょっとされるかも。)
その違いは、海外勤務しているワーカーの英語力にも表れます。
現地就職した人たちの英語力は当然、それまで現地で生活してきた、または就学してきた経験があるので、すでにかなりの完成度で出来上がっています。ビジネスシーンでも問題ありません。
それは、「日本人が海外企業に溶け込む」必要があるので必然的なこと。
しかし海外転勤の人たちの英語力は、(もちろん職種によってはペラペラである必要もありますしそういった方も多いと思いますが、)現地の日本人や現地で日本語ができる人などと仕事をすることが多いので、日常生活を送れるだけのシンプル英語から抜けないこともあるようです。
これは、「日本人が日本企業の環境のまま、ただ生活だけ海外に溶け込む」必要にとどまるためですね。
その友人も「最近ネイティブと話せるようになったんだよね~」と海外在住2年目に入るところらへんで言っていたので、「なんか2年目にして留学生みたいなこと言ってる」と返してしまいました(´・ω・`)
どちらも海外で働くということに違いないのですが、日本の企業の海外転勤で働くのか、海外企業で現地就職するのか、まったく、その入口、道筋と行く先は異なるようです。
両サイドを見ていて、どちらが絶対いい!と思うことがありません。一長一短かなぁ。
ただ、「自分のしたいと思える誇りを持てる仕事」ならばどちらも素敵です。
よく「海外で働きたいんですが、どれくらい英語が話せればいいですか?どうすればいいですか?」というご質問をいただくので、そんな2つの大きな「海外で働く」方法があることをリアルなイメージで知っておいていただければ、選びやすいかなと思います。
あとは日本で外資系企業で働いて英語を使う仕事もちょっと海外勤務の感覚に近いですよね!
また違った選択肢ですが、英語を使いながらインターナショナルに、でも家族も友達もいるしご飯もおいしいし日本にいたい!という方にはそちらがピターリ。
私はその口(*´ω`)
さくっと書こうと思ったのに、結構がっつり書いちゃいました。
あくまで今日書いたのは私の知人のせまーい範囲でのお話なので、もっといろいろあって上記の限りではないんだとは思いますが、参考にしてみていただければと思います(^^)/
というわけでみなさま、素敵な週末をお過ごしくださいね~!
Have a nice weekend 😉