日本よりYukikoです!
私の実際の経験談。
でも私の恥を売る話ではありません(*´Д`)
私の友人のお話です。
留学生の台湾人の女の子で、Sharonといいます。前にもブログに書いた気がしますが、私の一番仲良しの子でした。今もまだバンクーバーにいて、現在永住権の申請の準備をしています。
彼女がバンクーバーに来たのは6年前のこと。
私がバンクーバーで最初に長期留学していたのは4年前なので、彼女の2年目に私は初めて彼女に出会ったことになります。
彼女は英語力がほぼない状態(本人いわく、高校英語もかなり危うい状態)でカナダに渡航、まずはESLからスタートしました。
予定では台湾でも看護師として働いていたので、カナダでも看護の専門に通学して看護師になるのが最終目標だったのですが、当然いきなり専門学校に入学する英語力はなかったので、付属のESLからのスタート。
レベル2(レベル6中くらい)からスタートして半年ほどESL通学したそうです。
おそらく私が彼女に会ったのは、ESLを終えて、専門学校に1年通学していないかしているかという頃です。ちなみに私は渡航6か月くらいでまだまだ英語はLearningな状態でした。
彼女はそんな1年半ほどという期間で、ほぼパーフェクトに英語を話していたことをよく覚えています。
当時よく私はネイティブのカナディアンと一緒にいたのですが、そのネイティブ友達が「Sharonの英語はほぼ完璧だよ。ナチュラルだし、発音はチャイニーズすぎていないし、速さもちょうどいい。表現力もすごくある。」と彼女を評していたのです。
(でもあまりによくしゃべる&見た目が強そうなので、ちょっと怖くて最初は距離を置いていました。)
ここで平均的なお話ですが、1年~1年半でネイティブに「ほぼ完璧」と言われる英語力をつけるのはかなり難しいと思います。
ネイティブ相手に一切引け目を感じることなく、言いたいことを毅然と言うことは、1年~1年半では厳しいと思います。
私はよくSharonに「なんでそんなに英語話すのがうまくなったの?」と聞きました。
すると彼女は、
「言いたいこと我慢できない性格だからじゃない。」と答えました。。
まさに…。
彼女はとっても強い性格で、とにかく言いたいこと、とくに理不尽だと思ったことについて黙っていることができません。友人グループの中でもかなりボス的存在で、よくみんなにBossy(えらそう)とからかわれています。
本人もよーーーーくそのことは分かっている様子。
また
「遠慮したり言いたいことを言わないアジア人よりも、何でも気兼ねせず話してしまう南米人やヨーロピアンと好んで一緒にいた。アジア人の男の子とは台湾も含めて付き合ったことないわ!」
とも言っていました。
確かに、アジア人留学生はその気質が真反対とも言える南米人留学生とは相容れないことが多いため、ベストフレンドになることが滅多にないのですが、Sharonはしょっちゅう南米出身の人と遊んでおりました。
余談ですが、近年の彼氏は黒人さんばかりです。黒人男性ってかなり強い女性を好むらしいのですが、それってまさに彼女のこと。
「だからみんな、とにかく強い女になろう!!!」
と言っているわけではありません。
でも、彼女から学びたいことは、
国境のない人間関係を作ること。
伝えたいことを我慢しないこと。
彼女には本当に国境の感覚がありません。どの国の留学生とも、もちろんカナディアンとも、人間として付き合い、人間としてパーソナリティーを見ています。「~人だから」という理由で人を避けることはありません。
おそらく、渡航した瞬間からずっとそうなんだと思います。いや、きっと物心ついたときからそんな人なのかもしれません。
実は私が留学生だったころはとくに、そして今でも少し…ネイティブは苦手です。
英語を話すときに「間違えてはいけない」という気持ちが何よりも先行してしまい、ものをあまり話せなくなってしまったり、とにかく緊張してしまうんですよね。
「分かり合うこと」よりも「コミュニケーションを無難にとにかく終えること」をゴールにしてしまって、深いコミュニケーションができないことがしばしばでした。
なので使う英語もちょっと留学生と気軽に話す英語と違ってたと思います。文法精度が高い代わりに遅くて中身がない、、みたいな。
でも彼女にはそんな気負いは一切なく、話す英語はいつも同じ。
間違いもガンガン犯すし、意味が分からなければ「What do you mean?」と会話を途切れさせても堂々と聞くし、何より相手を分かろうと、そして自分を分かってもらおうというのがすべてのゴールなんでしょう。
飾らないコミュニケーションってこういうことだな、と思います。
いい意味で、一切プライドがないんだと思います。
「英語がうまい~?そんなわけない!今でもよくわかんないことだらけだし、メールでも文法ぐっちゃぐちゃだよ。日本人って文法すごくちゃんとしてるよね。でも私はそういうことはできないし!とにかくしゃべってるだけ。」
と英語の話をすると彼女は言います。
もう6年目で不自由は一切ないようですが、今思い出しても初めて会った彼女の2年目の英語は、ほぼ今と同じ英語だったと思います。
きっと表現や語彙は増えていると思いますが、話すスピード、的を得た話し方、そして伝えようとする力はそのまま同じなんでしょうね。きっと渡航してからずっと変な先入観がなく、変な気負いをしていないんだと思います。
「外国人なんだから英語できなくて当たり前!でも言いたいことは言いたーい!!」
と、ちょっとしたたかにわがままにいるくらいでちょうどいいのかな、と彼女を通して学びました。
Sharonに「あなたほど英語を短期間でマスターした留学生を知らない!コツや秘密を教えて!」というと、「思い浮かばない。」とさらっと言われたので、私が分析してみました~
でも中らずと雖も遠からず、だと思います(*´ω`)
彼女は私が尊敬する、誰にでもわけ隔てなく凛とした素敵な女の子!
そんな自分をすごく刺激してくれる出会いも留学にはあふれていて、もしかしたらそんな出会いこそが英語なんかよりも大事なものだったりするかもしれません。
すてきな人に出会うことこそ留学の醍醐味ですよ。
それは短期でも長期でも、どんな留学でも実現可能です。
ぜひぜひ出会いもモチベーションのひとつにしてくださいね\(^o^)/そして出会いには「国境のない人間関係」が一番の鍵です(・ω・)
というわけで、なんだかまとまりない感じになっちゃいましたが…。
また次回~(*‘∀‘)