こんにちは~日本よりYukikoでございます。
今日は、ある意味都市伝説化すらしているほどよく聞くこのテーマ 「恋人ができると英語ができるようになる?」 の謎とそのメカニズムを解明していこうと思います。
ただ別に推奨しているわけではないので悪しからず! 単純な私のつれづれごとであり、客観的な所感であります。 個人的には日本男児が好きです。
…要らない情報でしたね。
さてさて、実際のところどうなのか? 私の認識では
いくつかのケースをのぞいて本当だと思います。
いくつかのケースとは… ①その恋人外国人が英語圏の人ではない場合 ②また①の場合で、仮に英語を学習中だとしてもその恋人外国人が自分よりも低い英語レベルの場合 ③その恋人外国人が流暢な日本語を話してしまう、もしくは積極的に日本語を勉強しようとしている場合
です。
①の場合は、当たり前ですが… その恋人が英語を理解しない限り、みなさんの英語スキルはそのままです。 英語を話さないドイツ人の彼なら、ドイツ語ならうまくなり始めるかもしれません。
②のパターンは非常によくあります。 とくに留学生の多いバンクーバーではありがちなケースです。 いつも恋のお相手が自分よりも英語ができる人とは限りません。 ただ、同じくらいの英語レベルなら、進度は遅いながらも二人で上達するかもしれませんね! 伝えたい気持ちから、英語学習へのモチベーションが上がることは間違いないです。
また、例えば自分よりも少しだけ拙い英語であっても、他の国の人であれば、得意不得意がまったく違いますし、使う単語も違ってくるものです。 お互いにとってそれがいい刺激となることもあるので、一概にこれは、「伸びない」とは言えませんね。
③も親日家の多いバンクーバーではよくあります。 日本語を勉強しているカナディアンは少なくありませんし、とくに留学生コミュニティに積極的に入ってくるネイティブは自分も多言語を勉強しようという方が多いです。 なので、恋人同士の場合、「伝えたい」という気持ちが英語と日本語に分散してしまうこともあります。
でもそれはそれでなんだかほっこりしますけどね。 お互いがお互いの母国語で理解し合おうと歩み寄る形、すてきです。
そして、④もあります。
「お互いが本気でぶつかろうとしないケース」 のとき。
恋人という関係になると、なぜ英語力がそもそも上がると言われているのか? それは、「伝えたい想い」がとても強くなるからです。
考えてみて下さい。 ちょっとした気持ちのすれ違い、日本でしたことのある彼氏や彼女とのケンカ。 これが英語だったら…。 言えないとストレスがたまるのは自分のほうです!
自分の大好きな人にはみなさん本気で気持ちを伝えたいと思うのが自然なこと。 自然な欲求から英語を学ぼうとするので、学ぶ過程にはまったくストレスはありません。 逆に伝えられないことにストレスを感じ始めるんですよね。
それくらいになるのが恋愛ですが、見ているとなかにはそうでもない恋愛もあるようですねー。 「うーん、まぁそんなに長い目で見てないし、いっか…」とかなっちゃうと、伝えなくても済んでいってしまうんですね。 その場合はやっぱり上達はないみたいで。
英語というツールを使って、不器用な方法でも本気で好きになってもらいたい、自分も本気で好きになりたい。 そういう真摯な気持ちがあって初めて、「気づいたらしゃべれるようになってた」となります。
でもこれは恋人に限った話ではありません。
私はイケてる恋人のかわりに、カナダ滞在中にイケてる友達がたくさんできました。 そして彼女たちこそ、私の英語力を上げてくれた存在です。
カナダの一年目は、正直そんな仲のいい友達はできませんでした。なので、英語力も生活に困らない程度。 でも二年目から次第に親友と呼べるグループが出来始めました。
楽しいことも大変なことも、うれしいときもさみしいときもいつも一緒で、自然と本気でぶつかることも多くなり。 日本人ではないので、結構ハッキリ言うんですよね…なので私もハッキリ言うようになりましたし、ハッキリ言えるほどの英語力がほしいと思うようになりました。
それに、私という人間を誤解してほしくないと思うようにもなりました。 やっぱり行動で伝えるには何事にも限界があります。 言葉を補わなければ、文化や自分という人間まで誤解されていく感覚に陥ることが何度もあり、そんなときほど英語力を必要に感じたことはありませんでした。
それは学校に通って、テストでいいスコアが出せないときなんかよりも強くそう思いました。
結局は、恋人に限らずそういう「本気で向き合う人」との関係を築けば、英語力はおのずと上がるような気がします。
仕事もきっとそうですよね。 仕事では結果を出すために、それこそ本気を出さなければいけないものですから。 仕事を始めてから英語力が急に伸びるという人も、実は多くいるんですよ。
でも一生懸命になれる大好きな仕事を見つけるよりも、やっぱり恋愛が一番身近ですからね! しかもみんな興味津々なところ、キャッチ―な話題でもありますから。 実は「英語上達」のいくつかの方法のうちの一つでしかないのに、目立って取り沙汰されるのはそんな理由からかもしれません。
でも誤解して頂かないでほしいのは、もちろん、英語上達のツールとしての「恋人」はなしです(´・ω・`) そもそもそれだったら本気でぶつかれませんし、ただ疲れちゃうだけですからね~効かないでしょう。
結局、英語上達の鍵は、 どれだけ人と真剣に向き合い、伝えたい!と願い努力するか ですよ。人間関係。
道具の習得よりも先に、目的を見つけなければなかなかみんな本気になれないものですしね~だから独学で英語習得する人を私はすごく尊敬します(‘ω’)
ところで、 以前、スペイン人の男の子に食事に誘われたことがありました。 彼はまだカナダへ来たばかりだったので、まだ私よりも英語がぎこちなかったことを覚えています。
そこで私が会話を盛り上げる役目に。 「料理するって言ってたけど、どんな料理を作るの?」と彼に聞いたら
Do you know meat?(肉って知ってる?)
と聞かれました。
……
言葉が通じない付き合いって、ここからのスタートなのか!?と一瞬うろたえましたね。 そういうところから始まるものなのかもしれません、楽しいですけどね!
彼は現在、トロントで働いています。 今ではもうすっかり私より流暢な英語を話します。 嫉妬すらするほど~