どうもーでーすー 日本よりYukikoです。
さてさて、今日は久々に女子っぽい話、ファッションについてでもと思ってタイトルつけました。 ファッションの秋!! とかって言わなかったっけ?
海外とくに南米含めアメリカ大陸の方に出ると日本のファッションがいかにユニークか分かります。 客観的に日本の価値観を見るって、まさにこういうことだと思いますね。
日本の、とくに「流行り」。
今年は例えば、首がつまったセーターやニットが流行していますよね。 ひざ丈のタイトなスカートとか。 まさにこんな感じの(・ω・)
タートルネックなんかも空前のブームですよね。
でも アメリカ大陸に行くと、タートルネックは毎年誰でもまーまー着ていますし 逆に昔流行ったぺプラムワンピなどは誰も着ていないことに気づきます。
当然なんですけどね。 日本だけのブームなわけです。
いかに日本で私たちがメディアに浸かっているか分かりますが、私はこれに+して、日本人はとても流行に敏感でおしゃれな民族だなぁとも思います。 より繊細な感性を持っている気がします。
たとえば決定的に違うのは「重ね着」。 これもブームの一環だったのかもしれませんが、日本人はたくさんのアイテムを身に付ける印象があります。 極端に言うとこんな感じで。
これ、カナダ人だったら一枚で着ちゃいます。
でもその日本人はその下のタンクトップの色とかも気にしてるんですよね。 日本のファッション感性のほうが複雑だと私は思います。
北南米の人のファッションってシンプルなんですよねー。
なんか、人間のそもそもの素材を見せつけられる感もありますが、シンプル。
私はカナダ滞在中「この国にファッション的流行は存在するのだろーか」と疑問に思ったことが何度もあります。 私がこれまでに見たバンクーバーのファッションの流行はこれだけです。
ヨガパンツ一丁。
本当にセンスが違うんですよねー。 不思議です。
そもそも民族的な価値観の違いだとも思いますが。 日本人は、周りと調和して生きることに重点を置く民族であって、人の目を気にせず生きていくことが非常に難しい。 逆にほかと歩幅を合わせたりすることがとても得意です。 流行をほとんどの若い人が取り入れようとするのも、とてもよく理解できます。
ただ北南米では個人プレーの価値観。 誰がなにをしていようが、なにを着ていようがむしろ着ていまいが(カナダには公衆ワイセツ罪みたいなもの事実上がないので、半裸はよくいます)、誰も気にしません。 他人に迷惑がかからない範囲なら、あくまで個人の満足でみんな生きています。 なので、流行よりも個人の感覚でファッションを選ぶのが、とてもよく理解できます。
ファッションも民俗学ですよね。
決してこれはどっちがいいとか悪いとか、そういう問題ではないです。
ただ、実際そういう社会で生きてきた、一応ファッションを気にしていた若かりし私は、初めての海外長期滞在で自分のファッションの価値観を見失いました。 なにがおしゃれで、なにがそうでないのか分からなくなりました。
一昔前に日本で流行っていた「オジパン」(おっさんみたいなズボン)、あれを持って行ったんですが、向こうでは誰もはいていなかった。 また、 今でも日本では結構流行っている「ボーイフレンドデニム」(彼氏に借りたよ☆キラ みたいなダボついたデニム)よりも、断然スキニーデニム。
流行、つまり「これさえ着ていればそれなりに見える」という確かで安全な行く先を無くしてしまったのです。 しばらくは毎日ぼんやりしながら服を選んでいました。 でも次第に結局向こうに染まって、シンプルな格好になっていったんですけどね。合わせていくそのへんがいつまでも日本人だなと思います。
違う価値観の世界に出て、これまでの自分の価値観がいかに日本人らしいものだったか、人に流されて決めたものだったのか、分かりやすい形で実感しました。 ある意味、衝撃です。 自分がおしゃれと思うものがなにかよく分からなくなってしまったから。
結論、私はおしゃれでもなんでもないセンスのない人ということが分かって、よかったです。 きっとデザイナーになる人や本当のおしゃれさんはブレることなく、なにがおしゃれか見極められるんですよね!
らくです、しかし、むこうのファッションというのは。 シンプルな分、自分の体のラインが丸見えですが。。
このへんは女の子だから気がつくおもしろいところかもしれませんね!
という、なんともつれづれ~なお話でした\(^o^)/ 最近なんかさくっとしている気が。