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留学相談会

【ご挨拶】2022年もありがとうございました!

こんにちは!久しぶりにYukikoです!

2022年ももう終わりということで、ご挨拶も兼ねて今年の私の最後のブログとしようと思います。

今年はコロナの影響が(主にカナダ政府側)で、ほとんどなくなった印象的な一年でした。ただ、まだコロナの存在は健在で、混乱やホームステイ不足などはちらほら見られます。

でも人間は慣れることができる生き物なんですよね。みなさん、大騒ぎ!みたいにはならなくなったように思います。実は昨年の今頃はオミクロン株の走りの時期で、分からないことも多かったので、カナダでオミクロンに罹った(と思われる)学生さんと親御さんのサポートで大変な時期でした。カナダ時間に合わせて動いたりと無茶をした夜が続いたので、私も体調を崩して天龍源一郎さんのような潰れた渋い声で年末年始を過ごした記憶があります。

それと比べて、ほんとに今年は平和です。コロナはこうして日常になっていき、人間と共生していくのか、としみじみです。これまでの流行りの病気もそうだったんでしょうね。

 

さて、今年は私にとって、ナデシコに関わるとても大きなことが、二つありました。

一つはナデシコ開始以来からの夢「大人になったナデシコ学生とお酒を酌み交わす」、これが叶ったことです!!
これは私の一つの節目であり、これから力を尽くすにおいて新しい楽しみや希望になりました。夢って叶うんだな、って年甲斐もなく感じましたね。

今回一番最初にその夢を叶えてくれた女の子たちに心から感謝です。「Yukikoさんはもうエージェントとか仕事の人とかじゃない」と言ってくれたこと、本当にうれしかったです。これは一生物のご縁だったんだと、胸が震える思いでしたね。本当に、うれしくてうれしくて。この記念写真を見て帰りの新幹線で泣いた。

 

二つ目は、コロナの影響なのか、メンタルを崩して途中帰国することになった学生さんが、帰国後に立ち上がった姿を見たことです。しかも二人も。

これは、ここ数年でも私の心がくらった一番大きなパンチになりました。二人ともこんな私にいつも声をかけてくれて、とても仲良くしてくれていた学生さんでした。
ナデシコはこれまでそんなにシリアスな途中帰国の学生さんがいなかったので、私も相当に戸惑い、(後述する理由で)落ち込みました。

帰国してしばらくはデリケートな時だろう、私が声をかけるとつらかったカナダ留学を思い出してしまうだろうと思って、なかなか声がかけられなかったり、親御さんにだけ様子をうかがう連絡をしていました。

と、しばらく本人たちとは連絡が途絶えていたのですが…なんと二人から今年後半にそれぞれ別のタイミングで連絡をもらったのです!一人はオフィスに会いに来てくれて、一人はオンラインで顔を見て話しました。

私は彼女たちに何もできなかったし、逆に不用意な励ましで傷つけたりしたかもしれないのに、また声をかけてきてくれました。そして二人とも「日本の学校を受け直すことにしました。今頑張って勉強しています。」「ここまで来たら開き直っちゃえと、ふふふ」と、スッキリした顔で、ニコニコして話すんですよ。

二人とも、帰国の時は相当消耗していました。あの時が信じられないくらい、二人とも、同じ顔して、これからを語るんですよ。大袈裟かもしれませんが、私はいのちが燃えている瞬間を見た気がしました。なんてすごいんだ、強いんだ、輝いてるんだ!って、ちょっと嫉妬すらしました。

二人とも受験勉強を頑張ってると話していたので、それぞれと終わったらお疲れ会しよう!(と私が勝手に)言っていて、また二人に会えるのが楽しみで楽しみで。

私は留学がうまくいかなかった学生さんに、ご家族に、罪悪感を感じていました。留学を勧めてはいけなかったのかもしれない、この道に誘ったらいけなかったのかもしれない。そしたらこんなにつらい思いをさせなくて済んだのかもしれない。と思うことはやめられず、そういう経験を重ねるたびに、留学カウンセリングでは慎重になりました。
留学していた時に自分が信じてやまなかった「留学はいいもので、誰もが絶対すべきだ」という言葉は、簡単に出てこなくなりました。

でも、二人は私の臆病風を吹き飛ばしてくれた気がします。失敗や挫折の定義を覆す、パラダイムシフトを起こしてくれました。これがかのパラダイムシフト…!!みたいな感覚。(知らない人で読書が好きな人は「七つの習慣」を読んでみてください)

先日高校の同級生の講演で聞いた言葉なのですが、「過去は未来を一切影響しない」という言葉があって。まさにその言葉を体現してくれた感じです。今日、これから、また新しい人生が始まるんです。

この図、知ってますか?最初の起点が、あなたが生まれたとき。緑のラインが、いくつもあった人生の道の中で、今あなたが選んでいる道。そして、TODAYの線上の点が今日。ここから、またいくつもの人生の道が選べて、始まるんですよね。まさにここで、「上がる」道を選んだその瞬間を見た気持ち。

出典:https://thecomplexityproject.com/path-dependency-and-your-life-path/

 

なんだか二人はものすごくかっこよく見えました。

二人は頑張っているので水をさしてはいけないのですが、私は受験の結果がどうとかではなくて、立ち上がったこと自体がすでに価値だと思っているので、早く二人に直接お疲れ様って言って、つまらない冗談を言ったりして、笑い合いたいなと思っています。

 

今年は二つ、それぞれの出来事が私に新しい希望と力を与えてくれました。

私にいつもこれからの生きる力を見せてくれるのは、若い学生さんたちです。だからこの仕事はやめられません、来年もがんばるぞ!!!!

 

…とはいえまだまだ力不足、今年も盛大にご迷惑をおかけした学生さん、親御様もいらっしゃると思います。そんな私、チームにも皆さまが温かい目でご対応くださったことに心から感謝です。

今年も素晴らしい出会いに溢れていました。ナデシコをご利用の方も、お問い合わせの方も、またウェブサイトを見ていてくれる方も、こんな私たちとお付き合い下さり、本当にありがとうございます。今年は大変お世話になりました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします!