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留学相談会

失敗する勇気と人生の傷

こんにちは!Yukikoです。

日本では少しカナダに遅れてコロナが猛威をふるっていますが、カナダはややピークアウト気味のようですね。

さて今日は、ネガティブそうでポジティブな話をしようかなと思います。今日のブログはタイトルがどこかの啓発本のようですね。

コロナ禍でメンタルを維持するのが難しくなっている

個人的にはそう思います。なんでもコロナのせいにするのは良くないけれど、確かに無意識のところでの変化はとくに大きいです。

楽しみにしていたことがとん挫してしまったり、会いたい人に会えなかったり、なにかにつけて不可抗力がここ2年くらい存在し続けていて…。

留学の手続きでも現地のサポートでも、「こんなこともあるんだ」という学生さんのメンタルの動きに驚くことが多いのが昨年~今年です。

カナダの学校だけで起きているのではなく、日本の学校に行っているまだ出発前の学生さんにもメンタルのゆらゆらが起こることが、本当にびっくりするくらい多くて、これをコロナ以外の理由で説明できない…!と思っているところです。

最近では、学生さんに「自分を責めないで」と声をかけることが増えました。

たしかに学生さん側の覚悟が足りなかったのか?と思うようなシチュエーションもあるけど、もう留学ベテランみたいな学生さんにも同じようなことが起こるので、もはや覚悟とかそういう問題でもないのかなぁと。。

こういうことが増えて、留学を今希望する学生さん(とくに未成年の学生さんと親御さん)には少し厳しく留学の話をするようになりました。

それでも行きたい、という意志を改めて、これからの自分のために感じてほしいと思うのです。

失敗してもそれは本当に失敗なのか?

そもそも何が失敗なのかという定義ですが、たとえば〇か月の留学をコンプする!という一般的なプランがあったとして、これができずに帰国することが失敗なのか。

たとえば不登校気味になって日本の学校を辞めてしまう。カナダで決めた学校が合わずに辞めてしまう。

これは失敗なんでしょうか。

そういう人がいたとして、その人がどんな物語を背負ってそこまで来たか知らない人は、容易に失敗とそれを呼ぶのかもしれません。

でも、そこまで来るのにどんなに悩み、泣いて、苦しみ、助けを求め、大切な人と話してそれを決めたのか、物語を知っている人は失敗とは思わないです。

人生にはいつも物語に関係ない傍観者がいますが、傍観者は傍観者なので気にしなくてもよいし、勝手に失敗だと思っておけばよいのですが、若い学生さんたちはこのYukikoおばばのように図々しくないので、「こんな展開笑われてしまう」「人と違うから怖い」「情けない」と最初はまず落ち込んでしまうんですよね。

でも、それ本当に失敗かな?恥ずかしいことかな??

本当の失敗はそれを失敗と決めて、二度と立ち上がれなくなること

失敗を失敗としない人はこの世には結構いて、そういう人は「そんなこともあったな、がはははは」と笑っていたりします。

未成年の留学で、途中帰国することになったときに親御様が「高い勉強代になりましたけど、仕方ないですね、がはははは」みたいにお話しされていたことがあって、素敵な親御様だなと思いました。

また、行っていた学校が合わなくて学校を変えることになった学生さんが「次は同じことにならないように、具体的な目標を決めて通いたいと思います!」と前を向いたままのテンションでお話しをしてくれたとき、あーこの世に本当の意味の失敗なんて存在しないのかな、と思いました。

よく「この世に失敗なんてない」みたいな格言?を見ることがありますが、きれいごとめ、と思ってスンとした目で見ていた皮肉屋の私も、なんだかこういうことに触れると、「あぁこういうことか」と思います。

でも、この親御様も、学生さんも、ここまでたどり着くのに相当な葛藤と苦しみを味わっているんですよね。

そこから立ち上がったのだなと、魂の強さを感じました。

本当の失敗って、もう二度と立ち上がれなくなるくらい、めためたにやられてしまうことで、もう一度立ち上がった瞬間にそれはもう「失敗」ではなくて「学び」になってるんだと思います。

ただしいろいろなお金が犠牲になるのが留学

しかし!たしかに留学などがとん挫すると、正直お金は余分にかかります。

学校へのキャンセル費用であったり、私たちのような業者の費用であったり、いろいろかかります。

ただもちろんこの裏には「自分が挑戦しようとしていたことへの準備」があって、しかるべき投資なのですが。自分の挑戦への賭け金みたいなものなのでは、と思います。

本当は賭け金をいただくことなく、留学を決めてもらえるのならベストなんですが、いろいろこちらも相当に動くので、無賃で動くには私がユニクロの柳井会長クラスになったらとさせてください。

でも、ある意味、とくにリスキーな今時期の留学はメンタルコントロールという意味で、賭けをするくらいの気持ちで気持ちを固めてほしいなと思います。

そして「絶対に成功する」とは安易に思わないで、具体的に留学生活をイメージして、よくよく検討して臨むことです。

私は先が不安という方に「絶対大丈夫ですよ」とか「留学はいいものです」「平気ですよ」とか言わないようにしています。無責任すぎる!!

私自身の考えと経験として、留学はいいものなんですが、それと個人の耐性、費用をロスすること、また立ち上がれなくなる可能性を無視するのは別問題です。

失敗って触ったら痛い傷になるよね

なんかうまくいかないなっていう人が今多い気がして、エールのつもりで書いているのですが、全然励ませてない気がしてきました。

今私にとっての人生の失敗(高校での不登校期間と大学受験失敗)からのを思い返して、本当にきれいごとになってないか、あの時の自分に言えるかどうかを考えてたんですが…

失敗だって思っているときに言われても「うるせー!」としか思わないかもしれない。

でも今は確かに「あの経験は私の人生を分厚くさせてくれたな」と思います。

今もその記憶は触るとちょっと痛い傷です。でもなんか何もないよりはいいかな、と思います。なかったら、今の自分がもう少し足りてないのかも、とか。

自分は弱った時にどういうふうになって、どういう弱さがあって、どういうことで乗り越えられるのか、今はあの経験から学んだと思います。

そして人のつらさや失敗に寄り添えるようになったと思います。

より良い人間になれたような気がしてます。

と、今はつらいことも多いかもしれませんが、立ち上がれるときは必ず来ます。触れてちょっと痛い傷、誰にでもあって、あったほうがなんとなく優しくなれます。

自分を責め過ぎずに、のらりくらりとかわしてくださいね。生きてるだけで素晴らしいんですからね。

最近、楽譜も読めないのにピアノを購入して、フジコヘミングさんに憧れてノクターンの練習をしています。

フジコヘミングさんのノクターンって、彼女が生きてきた人生を投影するみたいに深くて渋くて優しくて、分厚いんですよね~ああいう曲の似合う人生を送りたいな、と思ってますけど、それには私の人生にはハードボイルドさが足りないですね。

もっと失敗しないと!勇気出そ!!

ではとりとめのない記事でしたが最後までありがとうございました!また次回(‘ω’)ノ

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