Yukikoです。
今日は気になる新型コロナウィルスによるカナダの渡航制限についての情報です。
いろいろなエージェントさんが情報をアップデートしていますが、ナデシコはそれぞれのお客様に個別でご案内をしており、あまりブログは書きませんでした。
が、今日はせっかくなので一つブログにしておこうと思いました。
もちろん、ナデシコのお客様にはもっと前にお伝えしている内容です。
現在のカナダの入国制限の状況は?
現時点(2020年8月11日)では、永住権を持っていない、永住権のある人の親族でもない場合は
・すでに学生/就労ビザを所持している人
・3月18日以前に発行されたPOEレター(ビザ許可通知レター)を所持している人
(・そのほかこまごまとした例外がありますが、おそらく合致する方は留学生にはいないはずなので割愛)
しか入国ができないことになっており、その条件を満たしていたとしても、本当に入国が必要な人でないと入国ができないことになっています。
たとえば、学校がオンラインでも受講できるとか、今ではなくてもいいとか、「今絶対渡航したい理由」がある場合でないと拒否される可能性がある、というのは、ここ最近になってわりと繰り返しアナウンスされています。
2020年3月18日以前に承認された就学許可証保持者/申請者の渡航制限免除は、カナダへの入国を保証するものではありません。 https://t.co/skQey4fBkQ
— カナダと日本 (@CanadaNihon) August 11, 2020
(なんだか変な名前のアカウントのTwitterだけど、これはカナダ大使館のアカウントです。)
もちろん、もっとも気軽に入国できる観光ビザでの入国はもってのほか。
現在は、カナダには限られたごくごくわずかな人しか入国できないことになっています。
さらに、現在は入国後の14日間の自己隔離義務に加え、厳しい入国審査や検疫も外国人、カナダ人にかかわらず全員あります。
上記の条件に当てはまる人も、入国にはしっかりとした準備が必要なのです。
入国制限はいつまで続くか?
現在、上記の制限は2020年8月31日までとされています。
2020年6月30日まで→7月31日まで→8月31日まで
と延長に延長を重ねました。ちなみに、アメリカとカナダの関係は切っても切り離せない関係ですが、アメリカの人も8月21日まで不要不急の用件以外の入国者への制限が出ています。
ではこれがいつまで続くのか?
個人的には、誰でも観光ビザで自由に行き来ができるようになるまでには、相当な時間がかかるのではと見込んでいます。
少なくとも今年~来年の冬はずっとそうなのでは。。
オーストラリアは来年の中頃までの制限が続く見込みというコメントもあったそうですね。
しかし
今ここへきて(というか7月末ごろから)、少しずつ緩和のにおいも。
誰がどう緩和されるのか?ネタ元は?
くれぐれも現時点(2020年8月11日)での推論なので、その点はご留意くださいね。
巷での噂では、学生ビザ入国の方、つまり学生の入国が緩和されるのでは、というお話しです。
ご存じの通り、北米の新学期は9月から始まります。
多くの留学生を誘致しているカナダの公私の学校機関は、留学生がこの9月にカナダに渡航できることを心待ちにしています。
その留学生の渡航について、政府のほうでどうやら交渉が進んでいる、というニュースが出てきました。
また、そのニュースと同時期に7月の末ごろから、普段高校留学でやり取りしている公立の教育委員会がやけにハッピーなテンションで連絡をしてくるようになりました。
「我々はかなり前向きな情報を手に入れている」と…
詳しくは話さないので不思議に思っていると、こういうことだったようです。
以下はそのニュースについて。
Exclusive: Canada may lift international student travel restrictions
(外部リンク:https://www.cicnews.com/2020/07/exclusive-canada-may-lift-international-student-travel-restrictions-0715163.html#gs.d4zxzy)
上記のサイトはCICNEWSといって、移民やビザ関係のニュースをまとめているサイトです。
こちらがいうことには、「移民大臣と保健大臣が留学生を迎え入れる渡航制限緩和について話し合いをしている」ということで、文面からして留学生の入国を緩和させるということはすでにある程度決まっているような雰囲気がうかがえます。
さらに、教育委員会にはその動きの証拠として、州の教育省から、留学生を安全に迎えるガイドラインへの署名が求められていたということでした。
すでに各州の教育委員会までそのガイドラインが下りてきているということは、かなり進んではいるようです。
ちなみにこの動きは、渡航制限の8月31日までの延長により、ガックシしていた私たちに教育委員会の人が教えてくれました。
「なのでまだ今年の9月入学には望みがある!」と。
ナデシコは高校留学での各教育委員会とのお付き合いが多いのですが、いまだに結構な数の学区が9月入学の留学生をあきらめていない様子です。
ただし、このような情報からまだ望みはあるものの、正式なアナウンスはないので、確定的なことは言えません。
しかも、教育委員会の話だと7月末〜8月早々にも、と言っていましたが、もうそれも過ぎてしまっています。
また少なくとも、14日間の自己隔離義務、また入国での審査など、留学生にとってイレギュラーなことは山積みで、やっぱり今年の留学は大変です。
そもそも、学生ビザが下りている様子はいっこうに見聞きしないので、まず緩和されてもビザが追い付くのか?というのが謎な点です。
自己隔離義務などがなくなるのは、観光ビザ緩和よりも後のこと、きっとワクチンや特効薬の登場の後かなと思います。
ひっそりとアメリカからの留学生の学生ビザ入国の緩和は7月に行われている
上記で、アメリカも不要不急の渡航や学生ビザの方の入国は、8月21日までは日本人と同様に条件に該当する場合のみ、だったのですが、これが先月下旬に静かに変更されました。
アメリカの留学生は、3月18日以前のレターやすでに発行されたビザではないくても、レターを持っていればもう入国できるのです。
こちらがそのニュース。
Canada provides exception for U.S. students planning to study north of border
(外部リンク:https://www.ctvnews.ca/health/coronavirus/canada-provides-exception-for-u-s-students-planning-to-study-north-of-border-1.5040891)
本当に静かに変更されたので、あまり日本人学生さんの間でも話題になっていないようですが、業界人の中には「次のグループに日本が入っているのでは」と期待している人もいます。
私は半信半疑なところもありますが。
でも、やっぱりアメリカ人のほうでも記事によると学生ビザの発給スピードが問題なようですね。
アメリカとカナダの大学生は、他県に行く感覚で大学を決めたりするので、アメリカの大学生にとってもこの制限はかなり衝撃だったことと思います。
アメリカ側から相当な圧力がかかったものと思われますが、早めに可能性が開けてよかったですね。
日本も次に続きたいところです!
もし緩和の発表があったら…
どれくらいの可能性かは分かりませんが、もし緩和の発表があれば、9月スタートの方は迅速に準備を進めたいところですね。
ナデシコはそんな事態の急な変化に備え、プランAとBも準備中です。
ビザがどれくらいのスピードで下りるのか、もろもろの準備など、どれをとっても猛烈にバタバタとしそうですが、それでも学生さんの一つの可能性が増えることを心から願っています。
安全を優先に考えた方、また先が見えないことでほかの事情を優先しないといけなかった方、いろいろな方がいらっしゃるかと思うと心が痛みます。
もちろん、文句の一つも言わず、ずっと待っていてくれている学生さんもいます。
どうか、みなさんの留学が安全かつ理想に近い形で叶いますように。
と、今日はコロナ情報でした!
コロナで足を止めてしまいそうな業種、留学エージェント業ですが、私はこの時間がここ数か月、とても大事に思えてきました。
コロナだからこそ、今年は学生さんとのコラボのインターンや、Youtube(間もなく公開できます)公開、また事業そのものの社会に対しての役割についてを考えることができました。
インターンや企画で若い学生さんとお話しすることで、若者の成長のヒントを考えることもあります。
この今の時間に、どうやってナデシコ留学を育てることができるのか、ほかの会社さんは何をして社会に貢献しているのか、普段は見えないものや見ようとしないものを、じっくりと見て考えることができているように思います。
より社会に還元できるもののある、留学会社を目指したいと日々思いを巡らせているところです。
もちろん、まずは未来を担う学生さんの成長サポートが一番の役目です!!!
また次回はインターン生Annaさんに、ではカナダの現在の状況は?など、いろいろコロナ関連のニュースをブログでまとめてもらおうと計画中です!
お楽しみに(‘ω’)ノ