7月1日といえば!カナダでは時差の関係で明日ですが、7月1日はカナダデー!アメリカでいう7月4日のインディペンデイト・デイである独立記念日です。
1867年に、カナダはイギリスから自治権を獲得し、カナダという国として独り立ちしました。 今からまだ148年前なんです。まだまだカナダは国として新しいんですよ。 ちなみに現在のカナダの楓の国旗が導入されたのも1965年のことと、つい最近。それまではこんな国旗でした。
イギリスがめっちゃ主張していますね。 これまで統治されていた国から独立することは、長い時間がかかり思いもひとしおだったことでしょう。
日本よりもずっとずっと盛大に、そしてお祭りのように毎年7月1日はお祝いが行われます。 アメリカの独立記念日の7月4日にアメリカ各地で花火が上がるのは有名なお話ですが、カナダでも各都市で花火が上がりますよ! それどころか、街中が赤だらけ、メープルフラッグだらけになります。
この日は赤の服を着る方が多いんですよ~ ただでさえ、カナダの方ってわりと恥ずかしげもなく「CANADA」ってでかでかと書いてあるパーカーやTシャツを着るんですよ、普通の日に。 普段使いはしない国民でさえも、この日に限ってはCANADA Tシャツを身にまとってお昼からパレードを見に沿道に出られます。
ファンキーなお姉さんやら、イギリスの文化を感じるケルト音楽の合奏、行進などが見られますよ。 沿道でフラッグを振る方もたくさんで盛り上がります!
留学生もこの日は祝日とあって、赤い服を着て頭にカナダ国旗を挿し、顔にメープルのペインティングをしたりして、一緒に盛り上がるんです! カナダは一時滞在者でも移民でも、そんなのを違和感もなく受け入れる国民性。「みんなで盛り上がろーぜー!いえー!!」という雰囲気です。
夜にはこんな花火が見られますよ!すごい人ですが、それでも日本の花火大会の混みようとはまったく違って全然スペースに余裕を感じます。なぜでしょうね?国土が広いから?(絶対違う)
楽しいイベントの1日になるのがカナダデーです。
私の留学時代のカナダデーの思い出は、お昼に食べたアボカドにアレルギーを起し死にかけて家でずっと寝ていたという思い出です。全然関係ないですが、海外の寿司「カリフォルニアロール(アボカドロール)」を食べすぎて許容量を越え、アボカドアレルギーを発症する人って結構多いんですって~私はカナダデーに発症しました! カナダデー=私のアボカドアレルギー記念日です。
と、ふざけておりますが、私はこのイベントの日に日本の建国記念日をよく考えます。 建国記念日、いつかご存知でしょうか?? 2月11日ですね。
もしかしたら、いつだっけ??という人すらいるのではないでしょうか? それくらい、日本人にとって建国記念日って「たくさんある祝日の一つ」なんですよね。
パレードもないし、花火もそんな真冬に行われません。私が思うに、建国記念日で日本で目立って行われるのはNHKでの日本の歴史の振り返り特番くらいかなと思います。
ちなみに建国記念日の2月11日は、日本の建国神話に登場する神武天皇が即位した日とされています。 いつかというと…紀元前660年。今から2675年前です。 カナダは148年前のことでしたが、日本に比べるとまだまだカナダは赤ちゃんですね。 でももちろん、建国記念日というのが祝日として登録されたのは1966年のことですので、つい最近です。
日本はこれまで一度も他国に侵略、領土化されたことがありません。もちろん第二次世界大戦後、アメリカの政治的監視を受けていましたが、それはアメリカになったということではありませんでした。 なので、事実「独立記念日」などは存在せず、どこから日本が生まれたか?をたどるのも一苦労なわけです。
私たちでは想像もつかないくらいから、日本は日本であったし、日本という認識がいつから国民に芽生えたのかは歴史の授業だけではちょっとひも解いていけないですよね。 江戸時代くらいには日本という認識はもちろんあったはずです、鎖国とか言っているわけですし…でもまだ各地(今でいう県)を「国」と呼んだり、その国のリーダーである武将もいましたし、エリアごとで陣地争いしていましたよね~。 日本の心、とか言われている文化が確立された平安時代はどうなんでしょう?あの頃の人は、日本がどれくらいの範囲かもわかっていなかったのかな~
と、日本って歴史が深く、奥が深い。 ぼんやりとしているけど、一度改めて考えてみてもいいのかなと思います。単純に、おもしろいです。日本史も好きになれるかも…?
そして、もっともっと誇りに思ってもよいし、愛国心を持ってもよいし、自覚してもいいのでは?と思います。 カナダにならってほしい!!というわけではなく、こうして日本人が改めて日本人というアイデンティティーを考えるきっかけがあってもいいのではないかな、と思います。
若者は歴史の難しい話は苦手なので、花火とか、日の丸カラーを着てみるとか、そんなただの「楽しい」イベントから、少しずつ考える人も増えていくのでは?と思ったり。 もちろん母国が好きというのは当たり前かと思います。私は客観的に見ても、日本は素敵な国だと思います。やっぱり一生懸命で親切で気遣いいで、真面目です。 でも、ずっと日本にいると日本のことってなかなかわからないんですよ。やはり、物事って比べるものがあって初めて真価が見えたりするのもですから。改めて自分の原点を見つめ直して、一人一人が自分にとってよりよい人生の選択をしていけたら、幸せな国になりますよね。
なんか話がやけに飛躍して感慨にふけってしまいましたが…
海外のこういうイベントや国に対しての姿勢から、自分のことを見直すこともできるんですよね。 私は留学の醍醐味って、そこにもあるんじゃないかなと思います。自分を「ハタ」からみる能力ってとてもとても大事です。 せっかく海外にいるなら、他の国の同じようなイベントについても聞いてみたり!そして聞かれると分からない自分に気づいたり(・ω・)
ひとつひとつの「楽しさ」から、そんなことも考えて学んで、という若者が増えるといいなと心から思います。 だから留学のきっかけなんて、なんでもいいんですよ~よく「海外のドラマや歌を英語で理解したいから留学するって不純ですか?」とか「国際結婚したいから留学してみたいなんて不純ですか?」とか聞かれますが、嫌でも壁にはぶち当たりますし、嫌でも考えさせられます。
自分の国と、ほかの国のことを、留学して考えない人なんていないと思います。
今日はなんだか熱く語ってしまいましたが、楽しさの奥にあるものにも、注目してみてくださいね!きっと留学が何倍も楽しくなるはずですよ(^^)/
と、長々としましたが… HAPPY CANADA DAY \(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
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