こんにちは、ナデシコ留学のYukikoです!
帰国直後に参加した中学生のバンクーバー派遣事業です。 先日も記事に書いた通り、事業プログラム作成の3月ごろから、学校選定やアクティビティの打ち合わせ、また日本では研修全日まで参加しました。 そして先週の水曜日、生徒たちが無事に帰国したとの報告を受けましたよ。 写真もいくつか送られてきましたが、みんなの笑顔のキラ度が半端ないですねー。眩しい。 引率の先生がオリンピック記念地であるウィスラーで盛大なポージングをきめているオツな写真もきました。それはそれで眩しかったです。
また、今回のプログラムで18名の生徒が通った語学学校であるVGC Language Schoolは、私の無茶ぶりに嫌な顔ひとつせず、素敵なイベント「JAPAN DAY」(日本の文化を紹介するイベント)を提案してくれました。 前回の巻きずしの記事はその準備でした。
会場はこんな感じで…
折り紙の折り方を紹介するブースや 書道でカタカナ・平仮名で名前を書いてあげるブース お味噌汁や巻きずしを振る舞うブースと盛りだくさんだったようですよ。 なんと来場したほかの国の学生たちは200名(!!)もいたそうで、もう教室がぎゅうぎゅうづめになるほどの盛況ぶりを見せたそうです。
送られてきた写真のなかには、折り紙の折り方を韓国人の女の子に一生懸命教える様子や、中東系の男の子に筆で名前を書いてあげている様子など、必死にコミュニケーションを取ろうとしている生徒たちの姿がありました。
最初、お味噌汁の人気がなく戸惑っていた生徒も、終盤には「It’s delicious!」と大きな声ですすめられるようになっていたそうです。 個人的にはこういうの、100キロマラソン並みに涙が出そうになります。
教室で勉強している「用意された英語」と、とっさに出さなければいけない「リアルな英語」の違いをきっと体感してくれたと思います。 そして、うんと悔しい思いをしてきたと思います。
それでも最後には学校の前で後光が差すようなぴっかぴかの笑顔でみんな写真を撮っていました。 手には、アラビア語やハングルで書かれた自分の名前が書いてある習字紙を誇らしげに持って!
教育委員会の方からのお話だと、もう今では「はじめての海外」というのは小学生くらいにみんな済ませているそうで、プログラムもただのホームステイや見学では物足りなくなってきているようです。 うらやましい話ですね。 でも、きっと今回は間違いなく「はじめての異文化コミュニケ―ション」だったと思います。みんななにを感じて、なにを学んだんでしょう。
10月には、今回の派遣事業報告会が行われます。そこでひとりひとりの経験について話を聞くことになっています。 ひとまわり大きくなったみんなに会うのが楽しみでたまりません。
こうして早い段階で、「どうして英語を勉強するのか」ということに気付ける子はラッキーなんじゃないかなーと思います。 きっと今回のイベントの中で、国民性の違いも見てきたと思うのです。 折り紙の端と端を合わせない、とか、味覚が違う、とかそういうことも。
そういう国と国の一見、埋まらないかもしれない溝を、ちょっとでも埋めたり近づけたり、そういうことができるのが英語であり、言葉の力なんだと思います。 これからの学校での英語の授業を、ちょっと違う目線で見てくれたらと願います。 そしてちょっと大人になったときに、また海外に出て、異なる価値観を広い心で受け止められる人間になってくれたら、と願います。
今年の夏は彼らにとっても、そして私にとってもとても大事なものになりました。 「とってもとても」だって。ギャグではありません。
ちょっと長くなりました。 というか基本的に私の回は長いことが多いです。勘弁してやってください。 はははは
それではごきげんよう~