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留学相談会

カナダの高校から韓国の名門大学へ進学!Mちゃんの軌跡

こんにちは!Yukikoです。

今日は、あるナデシコ学生さんのお話です。

 

ナデシコ初の韓国の大学進学を決めたMちゃん

先日、私にLINEで吉報が届きました。

今年2021年6月にBC州のとある公立学区を卒業をした、Mちゃんからで

 

 

という内容でした。

 

毎年、大体帰国枠の学生さんからこういったご報告がいただけるのは12月~1月が多いのですが、韓国の大学だったからか、ちょっと早めで今年は第1号のご報告でした!!

ちなみにMちゃんは第2希望にも合格されている(しかもこちらも奨学金付きで合格)みたいで、第3希望ついては、まだ発表前とのことです。

 

Mちゃんは高1を日本で過ごし、高2から高校留学をして2年で見事卒業しました。

もともと学力が高めでしっかりしていて、最初に親御様も一緒にお会いしたときにはすでに「卒業後は韓国へ進学したい」と話していました。

 

初志貫徹・有言実行とはこのことですな。

 

しかし3年前に親御様と大宮駅前のホテルの喫茶室で和やかにお話ししたことを思い出します。本当に優しいすてきな親御様だった。あっという間すぎて驚きです。

 

どうして、どうやって韓国の大学へ??インタビューしました

 

このうれしい報告をもらって、私は早速「今後のナデシコの参考にしたいので、インタビューさせてください!!」と祝辞も早々にいきなりお願いしてしまいましたが、Mちゃんはとってもいい子なので快諾してくれました。

 

まずとても韓国進学を決めたことに興味があったので、そこから聞き、ほりほりしていきました。


Q. どうして韓国の大学を志望したの?

A. 私はソンギュンガン大学やほかの志望校もすべて、「映像学科」を志望して出願しました。韓国の映画やドラマには特別な雰囲気や魅力があると思っていて、それを学びたいとずっと思っていました。志望校はネットで検索して、映像学科のある大学を調べていきました。ソンギュンガン大学は、韓国の中でも偏差値が高いとされている大学なので、卒業後に韓国での就職に有利になりそうだったのと、ソンギュンガン大学はモーショングラフィックという、アニメーションに似たような科目を勉強できることも魅力的で、第1志望にしていました。

 

Q. どうやって準備したの?

A. 本格的に調べ始めたのは、今年に入ってからで、まず出願条件などを調べました。韓国の大学は学期始まりが3月で日本より1か月早いくらいなんですが、出願は8月くらいにしたので、日本の帰国枠の大学出願と同じようなタイムラインだと思います。

 

Q. 出願条件はどんな感じだった?

A. 韓国の大学は外国人の場合、学科によって「英語受験トラック」「韓国語受験トラック」と二つあることが多く、英語受験だとグローバル学科などが多いようです。私の志望していた映像学科は韓国語受験しかなく、これは事前に知っていたので、カナダにいる間は韓国語の勉強に集中していました。英語はカナダの高校を卒業できる程度でいいかと思っていて、IELTSやTOEFLなどのスコアもとくに取得しませんでした。

提出書類は、日本の中学や高校、カナダの高校の成績証明書を提出し、さらに資格や自己紹介書、学習計画書、質問書などを作成して提出しました。私はこれらをすべて韓国語で書きました。

書類審査のほかに、オンライン面接もありました。中には実技がある学校もありましたが、実技が要件になっている大学は受験から除外しました。

 

Q. そんなに韓国語できるの?なんで??

A. もともと自分で日本にいるころから、勉強(ドラマ視聴など)していて、できたほうだったと思います。カナダでもおもにドラマを見たりして自分で勉強を続けて、韓国語検定であるトピックの6級を帰国後に受験して、取得しました。上記の「韓国語受験トラック」に入るには4級くらい以上が目安のようで、英語受験だとIELTS5.5くらいが要件として多いみたいです。

※トピック6級は、韓国語検定の最上級。

 

Q. カナダの高校在学中に気を付けていたこと、したことは?

A. カナダの高校の成績証明書も提出するので、これは日本の帰国枠受験の方とも共通しますが、GPAを高くキープできるように難易度の高い科目はあえて避けて、できるだけ成績の取りやすい科目でまとめました。カナダの高校で取得する科目指定などはなかったので、自由に選択できました。私の通学していたカナダの高校には映像制作が選択科目にあったので、映像制作の選択科目はもちろん履修していました。

日本では特別な高校に行かないとできないことだと思うので、事前に高校の選択科目で映像制作について知ることができ、自分に合うかどうかを確認できたのは良かったなと思います。

 

Q. カナダの高校に編入したのはなぜ?大変だったことは?

A. 日本の高校が進学校で、課題も多くてとにかく学力第一、ということに違和感を感じていました。やる気がなくなって、正直カナダではなくてもどこでもよかったのかも(笑)。でもカナダに留学して広い価値観を学べたし、それはそれでよかったと今は思います。

大変だったのは、序盤に取得したキャリア科目です。グループワークが多くて、ローカル生の「幼馴染どうし」の空気に入りづらかったので苦手でした…

 

Q. 奨学金ももらえるの?韓国の大学って学費はいくらくらいなの?

A. 奨学金は返済不要のもので、私がもらえるのは、最初に支払う学費の10%にあたる額と、入学金10%にあたる額です。第2希望の学校は学費の10%でした。

韓国の大学の学費はそんなに高額ではなくて、私の決めた大学の学費は日本円で大体年間70~80万円くらいと日本の国公立くらいのようです。

 

Q. これからの目標は?

A. うーん、中国語を勉強したいなと思っています!(4か国語制覇しようとしていることに驚きの声を思わずあげた)


 

読んでいただくと分かるんですが、Mちゃんのここまでの軌跡

スーーーーーーーーーーーーーーーーーー

って感じに見えますよね。

 

全部「難なく」感があるんですよ、聞いていても。

Mちゃんはカナダに渡航してからも、比較的早く自分のコンフォートゾーンを作って、私たちからの特別なサポートを必要とすることなく、自立していきました。

 

目立った問題や弱音は一度も聞いたことがないんですが、きっとそれでも裏に多くの努力と苦労があったと思います。

Mちゃんは、「努力や苦労を、努力や苦労とさほど認識しない」みたいな強さがあるように思うのです。

これはMちゃんの強さであり、何よりもの武器だと思います。

 

これから語学学校などに通うか悩んでいるようですが、2月までには韓国に渡航するということで、一人暮らしも始めるようです。

きっと苦労もあると思うのですが、Mちゃんなら、きっとそれも乗り越えられるのだろうな、と頼もしさも感じますね。

 

早めにキャリアパスを描くということ

 

Mちゃんは、早く自分のキャリアパスを描き、またそれに着実に行動した、お手本のようなタイプだと思います。

早くに目標が決まっていると、Mちゃんのように「韓国語は勉強したけど英語はそんなに」など、効率よく、最短経路でゴールにたどり着くことができるんですよね。

 

ただ、これができるのは「早くに熱意を持てる何かを見つけた」という一握りの十代だけだと思います。

ある意味選ばれしものです。

 

Mちゃんは韓国の大学に行きたいと思い韓国語を勉強しながらも、カナダでその気持ちやほかにやりたいことがあるかなども意識しつつ過ごされていたのでは?と思います。

必ずしも早く自分の目指すものをガッチリ1本見つけられることが一番いいか、というとそういうわけでもないです。

視野が狭くなりがちになるからです。

 

Mちゃんのように「カナダの選択科目で映像制作をやってみる」など実験的なこともして、いろいろなことを視野にいれつつ、自分の中に生まれたヒヨコみたいな気持ちを育ててもらえるといいのかなと思います。

 

と、今日はMちゃんのインタビューのシェアでした!こうして強く気高く美しいナデシコたちが、日本で、また世界中で活躍していくのだろうと思うと、わくわくします!!

 

Mちゃん、ご協力本当にありがとうございました!引き続き応援しています(∩´∀`)∩

 

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