留学から帰国し活躍している人って世界中にたくさんいるんです。
とくに私や現地代表の知り合いだけでも、カナダ、アメリカ、日本を中心に本当にたくさん。
それぞれどんなところで、どんな風に活躍しているのか、お仕事図鑑として紹介していくシリーズを作ろうと思いまして!
本当は、今日の回の方が働いている団体さんが求人したいから告知を、ってことが始まりなのですが(笑)
今日、図鑑第1回として、2016年にカナダで留学していたShiomiさんのご紹介、と求人です!!
Shiomiさんは、現在、NPO法人グローバル教育推進機構というところで働かれております。
職種は「ALTコーディネーター」。
ALTというのは今や結構聞く言葉ですが、英語教師のアシスタントを行う外国人講師のことです。
ALTの先生はもちろん英語はペラッペラですが日本語はまだまだ、できない人が多いのが現状。
そこで、Shiomiさんの働くグローバル養育推進機構では、ALTと学校(教育委員会)の橋渡しになる業務を行っているのです。
職務内容は、ALT(Assistant Language Teacher)を全国市町村の小・中学校に派遣する仕事です。
Shiomiさんの役割は、コーディネーターとして契約済み市町村の教育委員会とその市の学校の要望を聞きながら、ALTの立場も考えて対応をすること。
一年間の契約の中で、ALTと学校お互いが気持ちよく働いてもらえるよう、派遣前にはしっかりと研修を行ったり、子どもたちに有益な英語教育を提供できるよう、日々学校訪問をして授業視察を行い、ALTのスキル向上に努めています。
そして異国の地で生活する苦労を知っているからこそ、ALTの苦労話を聞いたり、アドバイスすることも多々あるそうです。
留学中に外国人の友達を作ったり、カナディアンの環境で働いたことで、”話す”ということについて恐怖心がなくなったことが、この仕事につながっているようです。
担当先でトラブルがあった際、真っ先にShiomiさんに連絡が行くので、自己判断で対応することもあるとか。(トラブル時の外人の英語の速さと適当さは尋常じゃないんですよね。笑)
現在Shiomiさんは、合計27人のALT=100校近くの学校を担当しており、日々走りまわっています。
メイン以外の仕事も対応しないといけなかったり、物ではなく”ヒト”、特に外国人を雇う難しさ(想像以上のトラブルを起こしたりします;)などなど、苦労することは正直多いですが、当初の目的であった、「英語を使ってバリバリ仕事がしたい。」という願いは叶っているんですって。
ALTの先生たちは、生活のことを整えるにも、学校側とのやり取りにも、通訳やコーディネートする人の助けが必要不可欠なのです。
そんな仕事をしているShiomiさんの今に至るまでの経歴をご紹介します。
バンクーバーに3か月の語学学校留学ののち、1か月ほどアメリカ旅行したタイミングで、ワーキングホリデービザに替え、ーで1年間仕事に専念。
日系のレストランでのサーバー経験を経て、他のレストランでサーバーを約9か月勤めました。
帰国後は、ハローワークに通い本格的に職探し!
キーワードは、「大阪・英語・教育」
転職時に気づいた、新卒時との就活の大きな違いを感じたそうです。
それは、
・社会人としての基礎ができているので、即戦力が求められる。
・前職での経験を具体的に質問される。特に退職理由は深く探られる。
・数年後の目標設定。どうなっていたいか。
これらが、5,6社の面接時に主に聞かれたことだったそうです。
そして面接時に思った点は以下の3点。
・前職ばかり気にする会社で働きたくない。
・なんで皆カナダでの経験に興味がないのか。
・自分が、この人と働きたいと思える人がいる会社に決めよう。
新卒時の就活はどちらかと言うと、世間のこともよく知らず、仕事内容や会社状況などをうまく見極められ無いまま挑む場合が多いのが現状。
一度社会を経験すると、一緒に働く人との相性はすごく大事ですよね。
Shiomiさんは、どちらかと言えば、こっちが決めてやろう!みたいなスタンスで職を選んだとか。笑
そんなShiomiさんが、グローバル養育推進機構に就職を決めた理由は、
・ボスの威圧がすごい。めっちゃフレンドリー!!ザ 大阪人(初めの印象は受け付けない人も多いかも;)
・面接時から、「シオミちゃん」。
・質問内容はただの世間話。
ここだ、と直感で決め、他社からの内定をすべて断り、グローバル養育推進機構に就職を決意!(ボスは以下の写真の右の青いシャツのお方。)
そして今回、このShiomiさんの担当を半分ほど持ってくれる新しいスタッフを大阪支部で募集中とのこと。
ネイティブレベルに完璧な英語を使いこなせなくてもいいそうですが、コミュニケーションがきちんとできる英語力は必須です。
先生たちは取引相手様、というわけではないので、親しみをもって接することができ、十分助けてあげることができれば業務は可能なんですね。
急募は大阪本社ですが、名古屋や関東など、営業職も合わせ地方での採用も随時行うそうです。
コーディネーターという仕事は女性の適性とマッチするようで、今は女性社員が中心だそうなので、Shiomiさんの潜在的な希望では男性社員も募集中とか。←ボスが後ろで囁いていた。
また、メイン以外の仕事がジャンジャンあふれているですって。
夏にはイングリッシュキャンプという企画運営も行っていたり、と、オフィスの中で仕事をするのは少めです。
私の友人たちは貿易系の会社やインフラ系の会社に勤めている留学あがりが多いですが、こういった職業があることは初知りです!
こんなお仕事や活躍先があるなんて、私もとても勉強になりました。
営業に興味がある方、外国人採用活動に興味がある方には特におすすめですよ。
もし求人詳細のご希望があれば、実は本格的な求人票ももらっているので、お気軽にコメントやお問い合わせフォームからご連絡くださいね!
詳しくは直接問い合わせていただくか、ハローワークにも求人出しているそうです。
求人告知とお仕事図鑑として、ALTコーディネーターの紹介でした(∩´∀`)∩
もし大阪に住んでもいいなら、名古屋の方も東京の方も大歓迎~とのこと。
次の図鑑は誰にしようかな!結構このシリーズ、楽しい!!