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リメンバランスデーって何の日?11月11日はRememberance Day

11月11日は…

ポッキーの日です。もしくは中国ではシングル(独身)の日。

いやいや。

カナダではRemembarance Dayという祝日です。もっともカナダ時間だと限りなく日本の月曜日です。

 

Remembarance Dayとは、端的に言えば戦没者追悼記念日で、第一次世界大戦が終結した日。

日本でいう8月15日ですね。

 

もともとはイギリスのものなのですが、カナダとイギリスは切っても切り離せぬ関係。昔はカナダはイギリスに統治されていたので、イギリスで大切にされている日はカナダでも同様に大切にされています。

 

Remembarance Dayには、この写真のような赤いポピーのバッジを身に着けます。街角で募金などするともらえます。この募金は戦没者の家族の支援のために使われるものです。

 

Lest_we_forget

 

ちなみに、よくカナダでは帽子に付けている人も見かけましたが、正しくは心臓に近い左胸に付けるんだそうですよ。

 

remembrance-day

 

なぜポピーだったかというと、第一次世界大戦も含め、当時多くのイギリス領の激しい戦いが繰り広げられた戦場で、しばらくしたあとこの赤いポピー(日本ではひなげしという表現が正しいみたいです)が咲き乱れるということが多くあったそう。

戦いのあとの戦場にお花が咲くなんて、その戦いの鎮魂をしているようですね。

 

remembrance

 

もともとひなげしは植物にとって厳しい環境であってもたくましく咲くタイプの植物だそうです。

戦争で亡くなった方の希望や思いを代弁してくれているような気もしますね。

 

と、カナダではかなり多くの方がこのポピーバッジを当日に付けているのを見かけます。

10月の末くらいからかなぁ。そしてバスストップの広告板なんかにも、Remembarance Dayについての喚起があったり。

 

先日、日本でテレビを見ていたら、現在の10代のうち48%が8月15日が何の日が知らない、というのをやっていました。

衝撃でした…!!

 

まだまだ若いつもりでいましたが、これぞジェネレーションギャップ!!

 

私たちの小学校~高校のころには実際の戦争の時代に生きた人に話を聞いたり、戦争に対しての教育がかなりされていたためか、8月15日が終戦記念日ということは誰もが知っていることなのかと思っておりました。

おじいちゃんとおばあちゃんから戦争の話を聞くのも、結構当たり前でした。

おじいちゃんは酔っぱらうとよく戦争の歌を歌いましたし。

 

とても悲しい思い出ですが、その分とても大事な思い出です。

もしかしたら1年で一番大事な記念日で、どうか、どうか国民みんなが知っている日になっていてほしいと思います。

 

そういう意味では、この季節にRemembarance Dayのポピーバッジを見かけるというのは当たり前のようで当たり前でないことなんだなと日本に帰ってきて思います。

Remembarance Dayという名前がいいですよねー。

「記憶の日」。

 

覚えていることに意味がある日なんですよね。なんとなく埋もれる、ただの休日になるのは悲しすぎます。

日本もバッジ作れとは言いませんが、どうにかして、一人一人が戦争に思いを馳せる、そんな時間を一瞬でも持つきっかけになるように8月15日が認識されるといいなと思います。

 

という、日本とカナダ、比べてみましたーのシリーズでした(*´ω`)

カナダの一つの文化を通して日本を見るってとても有意義です。

もちろん日本は日本らしく!カナダはカナダらしく!が基本ですが、いいところはお互い学び合える世界になるといいな、と世界平和を願って今日は締めくくります(^^)/

 

それではみなさま、今週も残りわずか、がんばりましょうー!!!

 

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