カナダのBC(ブリティッシュコロンビア)州の公立学区サーニッチの紹介です。
特徴
サーニッチ学区は、BC州の州都ビクトリアから上に広がるグレータービクトリアエリアにあり、人口約11万人の中で、City感と自然が程よく混在したバンクーバー島の住みやすさを感じます。ビクトリア市内へ通勤・通学する人たちのベッドタウンとなっており、治安も良く落ち着いた環境で留学生活を送りたい人にはぴったりです。また、ビクトリア大学の生徒や教授も多く住んでいるため、教育意識もしっかりした雰囲気があります。
また、すぐ隣に位置するシドニーにはバンクーバーや近辺の島々に向かうBCフェリーの乗り場があり、「Sidney by the Sea」の名称で呼ばれるローカルから非常に愛されたコミュニティーとなっています。こちらは数年前に北米で話題となったNetflix作品「Maid」が撮影されたことでも有名です。
落ち着いた環境とはいえ、スーパーやレストランのほか、ショッピングエリアやレクリエーション施設もあり、日常生活で困ることはありません。街の至る所に花や植物が咲き乱れ、た建物や雰囲気に過去のイギリス植民地時代からの影響が色濃く残ります。
サーニッチよりバスで30分~1時間ほどで着くビクトリアダウンタウンにはショッピングモールやレストランなどが連なり、少し歩き進めるとすぐに内港が見えてきます。BC Royal Museumで展示会を楽しんだり、緑豊かな広場にある州議事堂 (Perliament) は冬には豪華なライトアップが行われていたりと、海の風を感じながら飽きずに散策することができます。バンクーバー/トロントなどの華やかさとは、また別の魅力となります。
詳細
学校数 | 3校 (Parkland SecondaryにてIBあり), APあり |
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入学時期 | 9月、2月 |
費用 | 2025-2026年度 1年間 $31,500 1セメスター$16,350 |
留学生プログラムについて
学区内には留学生受け入れ高校が3校(Parkland, Stelly’s, Claremont) あります。BC州の高校卒業資格をとる通常プログラムのほか、国際バカロレアコース (IB)やAPコースなども取り揃えており、留学プログラム卒業生の約90%が大学に進学します。
また、ELLクラスの提供があるため、英語に少し不安がある留学初期を過ごすにも最適なサポートが詰まっています。選択科目も充実しており、生徒は芸術、テクノロジー、ビジネス、言語などから自分の興味を伸ばすことができます。学校では、定番のスポーツ(サッカー、クロスカントリー、バスケ、バレー、カーリング、レスリング、バトミントン、マウンテンバイキング、テニスなど)や芸術科目(演劇、ミュージカル、演劇制作、音楽、ダンス、映画、グラフィックアートなど)の他、モデルUN、リーダーシップ、数学、チェス、卓球などに参加することもできます。これらは、現地のカナダ人生徒とも関わる絶好のチャンスとなります。
また、上記よりも専門的に取り組む+単位となるアカデミーも豊富に取り揃えていて、以下がいくつかの例となります:
- ラクロス
- ゴルフ
- ローイング
- クライミング
- アイスホッケー
- 柔道
- セーリング
学区では留学生向けのアクティビティーが盛んで、「島」を活かしたウォータースポーツ(サーフィンなど)やクジラをみるウェールウォッチングを経験できます。
冬には近郊のスキーリゾート(ウィスラーやマウントワシントン)へのトリップ、そしてユーコンへのオーロラ観測などがあります。また、バンクーバートリップだけでなく、シアトルの真上に位置することから、アメリカへの旅行も行われます。それ以外にも、クリスマスや年末にはそれぞれでイベントが行われます。
また滞在方法として、Gr.9から学区直営ホームステイの使用が可能です(Gr.8まではご家族との現地滞在を条件に学区受け入れ)。ホストファミリーの選定にもこだわりを持ち、生徒が安心して滞在ができるようにしています。
ナデシコ留学からのコメント
実際にスタッフも4年間バンクーバー島に住んでいましたが、サーニッチはビクトリア中心地へのアクセスも抜群で治安も非常に安定しています。また近郊にはBCの主要大学2つ(ビクトリア大学とロイヤルローズ大学)があるなど、自然と住みやすさ、そして心地の良さがうまくブレンドされている学区です。全体的にスローライフでリラックスしたポジティブさが漂い、また考え方にオープンな人々が多いです。
学校や公共施設の設備もとてもよく整っており、近年はビクトリア周辺の公共バスの本数やルートが大きく増え、利便性もさらに抜群となっています。
島の美しさと雰囲気はなかなか他のBC州のエリアでも出せない唯一無二のものとなっており、留学中に何か辛いことがあっても、サーニッチの海や自然の中にいるだけで乗り越えていける気分となります。