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ILSCのHigh School Program(高校プログラム)が斬新ですごい

さて、今日の記事は、今朝9時からILSCのウェビナーに参加して新しい情報を得たので、そのシェアです。

私はこのウェビナーで説明のあった新プログラムに驚愕しました。

時代…そういう時代なのか…と

 

詳しくは下記で書いていきますね。

そもそもILSCとは?

 

ILSCはカナダの大手の語学学校で、最初にバンクーバーで設立してから、カナダ各都市、オーストラリア、インド(!)などにキャンパスを広げ、かれこれ30年ほどになるようです。

カナダがメインの学校とあり、私が学生のころから「ILSCにしておけば間違いない」みたいに言われていた学校です。

 

キャンパスがバンクーバーは3~4つあり、ILSCは開講コースがとにかく多くて有名です。

パンフレットのコース一覧を見るとびっくりされます。

「映画から学ぶ英語」とか「ヨガで学ぶ英語」とか、ただの語学学校ではないですね。なんか映画製作っぽいコースもあったような。

 

語学学校なの!?といような、若干教養めいたことも勉強できちゃう学校です。

 

ナデシコでは、ティーンを集めて行っているHigh School Bridge Programというカナダの高校に行く前の学生さん向けの準備コースがとっても人気です。

このコースでは中学生くらい~高校生くらいの学生さんが中心で、一般英語よりもアカデミックな高校で使える英語力を身につけることができます。

なかなか中規模校などではできないプログラムが提供できるのは、人数がある程度集まる大規模校ならではなので、ありがたいです。

 

あいにくコロナ禍では、混乱に巻き込まれそうなので高校留学の前にESL(語学学校)に行かれると決める学生さんは少なく、昨年と今年は需要が少ないのですが、アフターコロナにはまた需要が高まるだろうなと思っています。

 

High School Programがすごい進化した

 

とはいえ、今年の夏くらいに行きたいな~という学生さんもちらほら聞くので、ILSCとコンタクトしたり開講状況を確認していたところ、High School Program(高校プログラム)がなんか増えてるんですよ。

 

いつの間にか、増えてる…!!

コロナ禍なのに攻めるやん…!!

 

と思った。

 

増えたプログラムは

 

・ILSC High School Program -Individual Credits

・ILSC High School Program -Foundation Year

・ILSC High School Program -Fast Track to Higher Education

 

という3つ。

 

High School Bridge Programはカナダの高校の前の準備コースでしたが、なんとこの3つのプログラムの斬新なところは、

 

「プログラム内で英語の勉強をしつつオンタリオ州の高校単位も並行して取得可能」

 

なところと、

 

「日本からオンライン/カナダの教室で と受講形式を選べる」

 

というところです。

これまで語学学校でまさか高校の認定単位がもらえるなんてなかなか考えられなかったことです。

 

オンタリオ州の高校単位の勉強は、もともとオンタリオ州の教育省から認定を受けていたTVO ILCという団体のオンラインシステムを利用します。

TVO ILCは州認定のオンライン単位取得コースで、免許のある科目講師により開講されています。

それをILSCで監督されながら、オンラインコースなのにON-Campusでも勉強できるんですね~なんか斬新じゃないですか?あえての本末転倒というか。

もちろんオンラインコースなので母国からも参加できます。

 

これは、昨年コロナで「9月から高校留学に行けない!卒業が遅れてしまう!」となった高校生が 路頭に迷ったことで、一斉にスポットが当たったサービスです。

バンクーバーのあるBC州でも、バンクーバー島にあるKamloops公立学区が提供しているGlobal Educationというオンライン単位取得システムが9月から実際の渡航まではいろいろな学区で利用されました。そのオンタリオ州版という感じです。

実際、これらのシステムを使い、オンライン学習で日本にいながら単位をいくつか取得できた学生さんは、卒業に向けての単位取得に遅れは出ませんでした。(でも勉強はめっちゃ大変そうだった)

 

ILSCのはどんなプログラムなの?

 

・ILSC High School Program -Individual Credits

…アカデミック英語を勉強しながら、オンタリオ州認定高校単位のうち、任意の1科目または複数科目を勉強できる。1科目修了までには8週間かかる。

活用例>

1.トロントの高校に留学する前に、ちょっとだけ勉強しやすい科目をILSCで英語のトレーニングをしつつ履修して、高校留学で卒業までの負担を軽くする

(つまりHigh School Bridge Program的に使う)

2.トロントの高校に在籍中だけど、英語に自信がなくてさらに夏休みに少し単位を稼ぎたい

など

 

・ILSC High School Program -Foundation Year

…日本で高2まで修了している学生向け。アカデミック英語を勉強しながら、高3の単位はオンタリオ州の単位(8科目)を履修し、オンタリオ州の高校卒業資格を取得できる。8科目修了までに40週間かかる。卒業資格を受けるには別途40時間のボランティア活動が必須。カナダ進学のサポート付き。

活用例>

1.日本の高校3年の時点でカナダに渡航して、日本の高校卒業ではなくオンタリオ州の高校卒業資格を目指す

2.日本の高校にも通いながら、オンラインでプログラムに参加し、オンタリオ州の高校卒業資格も取得してデュアルディプロマプログラムとして使う

など

 

・ILSC High School Program -Fast Track to Higher Education

…母国で高校を卒業している学生向け。アカデミック英語を勉強しながら、カナダの大学やカレッジで必要とされる主要6科目の高校レベル科目を履修できる。6科目修了までには32週間。母国の高校卒業資格を持っている前提のため、オンタリオ州の高校卒業資格がもらえるわけではない。カナダ進学のサポート付き。

活用例>

1.カナダのカレッジやユニバーシティで取得しなければならない高校レベルの科目を先に取得し、カレッジやユニバーシティで少し単位をスキップする

2.カナダのカレッジやユニバーシティに入学するために先に取得しなければならない科目を取得してスムーズな入学につなげる

など

 

ただし!3コースに入るには一定の英語力が必要…!

 

ILSCはレベルが10あります。

 

Beginner1-Beginner2-Beginner3-Beginner4

Intermidiate1-Intermidiate2-Intermidiate3-Intermidiate4

Advanced1-Advanced2

 

このうち、Intermidiate3以上でないと上記のどのコースにも入れません…!!

 

正直、高3になる学生さんから卒業留学を相談されることは多いので、Foundation Yearを使えば可能になるね!(少なくともBCとオンタリオ州の高校は残り1年での卒業は難しい)と思っていたのですが、でもIntermidiate3って…まぁまぁです。

 

どれくらいかというと、IELTS5.5、TOEICでいうと625-690とか。。

 

いや、高校生でTOEIC650 くらい取れる学生さんはなかなかおらぬだろう。。

と、ちょっと要件が高めなので、その点は誰にでも開いたいいプログラム、とは言えないですね。

ちなみにILSCのレベルチェックテストはオンラインで無料です。

 

でももうそういう時代なの??

 

個人的にはILSCのイケメンマーケターによるウェビナーを見ながら、そんな風に思っていました。

オンラインで、好きな国の好きな科目の勉強ができて、日本から、カナダに一歩も足を踏み入れたことがなくても、カナダの高校卒業資格が取れる時代。

 

ボーダーレスとか多様性とか、ゆたぼんとか、なんかいろいろ言いますけど、「普通の学歴じゃないこと」ってもう本当にめちゃくちゃあるんだろうな。

そして、同じ学校の学位でも、それに至るまでに馬鹿みたいに努力した人と、こういう交換可能な単位を使いながら効率よくリーチした人も出てきていると思う。

 

何がいいとか悪いというよりも、何を選ぶのか、なぜ選ぶのか、その根本の「自分という人間との向き合い方」がとーても重要になってきたように思います。

私はどんな変わった学歴で経歴でも、なぜ選んだのかがしっかりしていればいいと思います。

なぜそうするのかを徹底的に考え、自分と向き合った時間が事実としてあるなら、それに意味があると思うからです。

 

選択肢が多く豊かな時代は、人間を悩ませます。

自分と向き合うことがこれからの時代、本当に重要になると思います。

自分だけの人生、自分だけの幸せ、確固たる自信をもっていないと自分がかわいそうですからね。

 

というわけで、私はキャリアコンサルタントの講座で「自己理解」の単元にめちゃくちゃ興味津々でした。

みんなに今年の夏くらいから試験的にワークショップが提供できるといいな~

 

という、話がだいぶずれましたが、新しいプログラムのお話しでした!

ではまた次回(‘ω’)ノ