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【カナダ高校留学】アドバンス・プレースメント(AP)って何?

こんにちは〜。またまた登場、ナデシコ卒業生・現カナダ大学生のKです。

 

今回は、APって何?ていう話題です。

ちょこっと上のレベルを目指したい留学生必見です!!!

 

APって何?

APは、Advanced Placementの略で主にアメリカやカナダの高校で取り入れられているシステムです。

College BoardというアメリカのNPO団体が行っています。SATを実施している団体と同じ団体です。日本でいう共通テスト(センター入試)を行う独立行政法人大学入試センターみたいな感じ。

 

学校では、5月にあるAPの試験にむけた授業を受けます。実際、APを教える先生はトレーニング等訓練があるそうです。

←ちゃんとトレーニングを受けた先生が教えるわけです。

 

APは普通のクラスとは違い、高校にいながら大学レベルの授業が取得できるということ!でも全ての生徒がAPの授業と取得できるというわけではありません。

学区や学校ごとに参加の基準は異なるそうですが、成績が優秀あることは必須です。

 

実際、私、KはAP Calculus BCを高校三年時に取得しました。Mission Secondary Schoolでは当時、数学の先生からの推薦が必要でした。

推薦っていっても先生にAP取りたいと言って、先生の判断で取得の可否が決まります。

ちなみに、AP Calculus ABとAP Calculus BCがあり、その違いは学ぶ範囲で、AP Calculus BCの方が量が多いそうです。具体的には、ABが大学1年数学の前期分のみに対して、BCは大学1年数学の前期と後期の両方です。

私の場合、試験が行われた後にその違いを知りました。←知らなくてよかった笑
Mission Secondary Schoolの場合、AP Calculus  BCしかない。
というか選択肢になくて学校・先生が選択した形でした。他の高校では生徒が選択できるのかも…
高校で大学レベルの授業が受けられると言えど、そう簡単についていけるわけないと思われるかもしれません。
Mission Secondary Schoolでは、Pre-calculus12 honorsと AP Calculusの統合された1つの科目として開講がされていました。
通常は科目によって先生が異なりますが、同じ担当の先生で1年間を通して高校3年生と大学1年生の数学を学ぶ感じ。大学1年のAという分野をやるために高校3年生のaという分野をやるみたいな感じで、学びを積み重ねるイメージです。
だから、Pre-calculus12 honorsと AP Calculusが交互に授業が行われていました。
生徒の習熟度や先生のこれまでの経験で、この時期はPre-calculus12 honors、この時期はAP Calculusとなっていました。
最初はなんで一つの科目として括られているのだろうと思っていましたが、授業を履修して納得。生徒の理解度に合わせた授業が行われていたのです。
そのおかげか、Mission Secondary SchoolでAP Calculusを受講した生徒の試験成績は、他校(カナダの他市や他州の高校生、アメリカの高校生)と比較して例年高得点をとる傾向だそうです。
Mission Secondary Schoolでは、AP Calculusの他に、AP Art、AP European History、 AP English、AP Psychology12が開講されています。受講希望生徒数に応じて開講されるか否かが決められるので、学校に問い合わせてみるもの良いかもしれません。

そしてAPのクラスの特徴として…

周りの生徒がすごく優秀!

授業の進行が早い!

課題が多め!←授業が早いというのもあり

 

私は、最低2週間に1回テストが、1週間に1回クイズがありました。

 

APってなんで取得するの?

ほとんどの場合、単位目的です。中には、探究心っていう方もいますが。

 

現地学生の場合、APは大学一年生の一番最初に取得するクラスと同等とみなされるので、取得する方が多いです。

←その教科分、大学進学時の学費が浮きますし。大学の授業のイメージも湧きます。

 

留学生も結構、AP取得する人がいます。自分のクラスは、4人留学生が在籍していました。

留学生にとっても、カナダやアメリカの大学進学の方は単位稼ぎにもなりますし、自国の大学進学の方は、アピールポイントにもなるかと思います。

 

どうやって単位が認められるの?

5月に行われる試験で決まります。

 

1から5までの評価で

1<2<3<4<5

悪い<<<<良い

となっています。

 

年度によってX点以上取った人が5を取得できるというのが異なるので一概には言えないですが、母校の数学の先生の経験上、AP Calculus BCの場合70点以上(テストの70%が正解)だと5であるケースがほとんどだそうです。

5月に試験を受けて8月上旬頃には結果が分かります。

多くの大学では4もしくは5を取得できた場合、単位として認められるケースが多いそうです。※大学によって異なります。

 

私が受けたAP Calculus BC(数学)は指定の会場(大学内)で行いました。

3部構成となっており、

 

最初が、選択問題(電卓可)

次が、選択問題(電卓不可)

最後に、筆記問題(電卓不可)

 

でした。

 

時間制限が3時間15分です。途中、休憩があります。

※教科によって試験構成は異なります。

 

ここまでは、大学とか単位の話。

 

実際、高校での成績は別の高校で行われるテスト、試験で決まります。

 

たとえ、APの試験(指定の大学で行われる)結果が悪くても高校での単位は、高校で受ける試験によって決まりますし。高校でのAPの成績が悪くても、APの試験の結果が良いということもあるそうです。

※高校によって高校でのテスト、試験がない場合があります。

 

大変だとは思いますが、良い経験なので受けられる方は、受けることをお勧めします。

また、質問等あればナデシコ留学までお問い合わせください。学校によって全然違うので。

今回の記事いかがだったでしょうか。
大学レベルの授業が高校生のうちから取得できるってすごいですよね。
またの記事をお楽しみに〜。