こんにちは!
最近は結構爽やかな名古屋からYukikoが今日もお届けです。
今日はちょっと役に立つかもしれない記事。
カナダのストライキについてです。
というのも、先日こんな記事を目にしました。
カナダの郵便局「カナダポスト」がストライキするかも。知っておきたいこと5つ
ちょうど高校留学で学生さんに日本からPCを送ろうとされていた親御さんがいらっしゃったので、すぐに要注意!とメールしました。
今は議論を続ける、という状態が続いていて、ストライキはとりあえず現時点(2018年10月10日現在)で回避できているようです。
それにしても、カナダではストライキがなにかと起こります。
日本も高度経済成長期だったころ、どんどん物価が上がって労働者のお給料がついていかなかった時代には、結構ストライキが起こったんですよね。
でも近年はデフレが続き、物価はそんなに上がらないのでストライキも起きない(というか起こしにくい)ようです。
カナダは場所によっては地価もぐんぐん上がっているし、そういう理由もあるのかもですが、カナダポストは男女差や地域差の問題のようで、理由は様々です。言いたいことは言わせてもらう、という国民性もあるのかなと思ったりします。性差別は日本よりも厳しいですしね。
ちなみに、これまでカナダで起きた迷惑かつ驚きのストライキ、気になりませんか?
特に留学生が迷惑した最近のものを挙げてみました。
2014年 BC州公立学校の先生のストライキ
…バンクーバーのあるBC州の公立の小学校~高校の先生たちが学校に来なくなりました。この件で、高校留学をしていて、受験のために成績が早くほしかった学生たちは大変困りました。
2013年 カナダ国内のCIC(移民局)のスタッフのストライキ
…ビザに関わる審査官たちがストライキに入り、審査がおいつかず、普段審査をしないスタッフも駆り出されたようで審査のミスも多発。ビザが下りるのにもいつも以上に時間がかかる、出たと思ったらミスがある、など留学生泣かせのストライキでした。
ちなみに日本から申請する場合はカナダ国内ではなくフィリピンにある査証部で審査がなされるので、問題は少なかったようです。現地申請が大変でした。
2011年 バンクーバーアイランド大学(VIU)の教授たちのストライキ
…大学休講だらけ。高い学費払っている留学生は授業が受けられませんでした。
2001年 バンクーバーエリアの公共交通機関を運営するTranslinkの子会社で、中でもバスを運営するCoast Mountain Bus Companyのストライキ
…4月1日~8月1日まで123日に及ぶストライキで、バス路線や本数は少なくなり通勤や通学が相当大変だったと聞きました。
などなど。
カナダポストは2011年にもカナダ全土でストライキをしていて、ストライキで多いのはエアライン。とくにエアカナダはしょっちゅうストライキして飛行機を遅延させたりしています。。
これらも留学生には大迷惑です(・∀・)
そして地味に迷惑だったのか、現地の代表に聞いて一番に挙げてきたのが、2013年から2014年にかけての家具屋さん、IKEAのストライキ。
なんと17か月もの間、バンクーバーのIKEAをクローズしていて、営業がまったくできてなかったのです。
私もこの期間はカナダにいたのですが、ちょうど17か月を経てオープンする!というタイミングにIKEAに行きました。普通のIKEAでしたが、現地の方にとっては地味に迷惑だったのでしょう。
ちなみにCICのストライキのときもカナダにいて現地申請などがあったのですが、私は幸い影響は受けませんでした。学校から「ストライキだから早め早めに申請しておけ!」と言われて、早めにしたのも良かったのかも。
カナダは日本よりも大胆かつ、混乱と迷惑をあまり顧みないストライキが勃発します。
経済のこととかおかまいなし。
でもだからこそ意味のあるストライキであり、主張ということになるんでしょうね。
カナダ人はゆるいので、ストライキでたとえば授業に遅れたり、約束が果たせなかったり、何か都合が悪いことがあったら、大体許してくれます。
でも日本人は許さないので、例えば一番上の成績が出なくて日本の大学受験の書類が間に合わなかった、というのは大変なことです。(まぁそれなりの配慮がなされたとは思いますが…)
ストライキは起きるときは起きてしまうので、その情報をいかに早くつかみ、自分への影響を考え対策が取れるかがポイントです!
現地にいる学生さんは、ニュースはつまらないからYoutube見る、という気持ちも分かりますが、ちょっと世間のことにアンテナを張ってみるのも自己防衛手段として有効です。
平和に過ごせるのが一番ですが、こんなお国の違いも知っておくとよいかなと思います(∩´∀`)∩
今日はまぁまぁ役立ったかしら。
ではまた次回~(*’ω’*)