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【カナダ高校留学】留学中のアルバイトはできる?

こんにちは!Yukikoです。

今日はカナダの高校留学でよくある質問シリーズ、「留学中のアルバイトができるか?」というものです。

これは一言で終わるので、先に回答を。

 

カナダの高校に通っている高校留学生はカナダでアルバイトはできません。

 

です。

根拠としては、高校生のビザステータスにあります。高校生がカナダで留学している場合、合計滞在期間が6か月未満の場合は観光ビザ、それ以上の場合は学生ビザになるのですが、観光ビザは現地での就労は絶対ダメ、学生ビザは「通っている学校のレベルによってアルバイト可能」となっています。

カナダでは、ポストセカンダリーと呼ばれるレベルの教育機関からアルバイトOKになっています。ポストセカンダリーとは、Post(=後)Secondary(=高校)、つまり高校卒業後のレベルの教育機関のことです。なので高校はまだダメです。

以下は参照リンクです。

カナダ移民局ウェブサイト:オフキャンパス(校外)ワークビザの条件など

さらに細かくいうと、上記サイトにもありますが、就労可能な学生ビザを持つためには、その学生ビザで通学する教育機関が「DLI番号」を持っていないといけません。K-12と呼ばれるカナダの幼稚園~Grade 12(高3)までの義務教育の学校はDLI番号を持っていません。なのでそこも条件が外れてしまうのですね。

ちなみに、DLI番号を持つ学校の中でも、要注意なのは語学学校です。

語学学校は中高生も高校卒業後の大人も行く教育機関ですが、その特性からポストセカンダリーには該当しないことになっています。なので、カナダの語学学校に通っている学生ビザの人も、就労はできないことになっています。語学学校に通って働いているのは、日本人の場合はほとんどワーキングホリデービザの19歳以上の人のはずです。

なお、オンキャンパス(学校内でのアルバイト)はもう少しルールはゆるくなりますが、やっぱりこれも基本的に高校生はだめで、ポストセカンダリーが原則です。唯一、高校生でもOKとされているのは、ケベック州の特別な900時間以上の就労訓練コースのみですが、これは日本でいう高専的なプログラムなので一般的な高校留学とはちょっと違います。

カナダ移民局ウェブサイト:ワークオンキャンパスの条件など

 

高校生もしっかり働ける子はいますし、そうなればみんながいろいろな経験ができるチャンスができていいなぁとは思うのですが、現状ワーホリの学生さんでもそれなりの経験と英語力がないと仕事を得るのは難しいので、日本でしっかりしたアルバイト経験がない高校生だと、実際にはビザ的にOKだとしても採用の結果はシビアになるのかなとは思います。

それも含めていい経験ですけどね!!

 

高校留学はお金がかかる…けど行きたい!と思う高校生の学生さんもたくさんいるので、こちらの質問はよくネットで検索されているようです。

奨学金も、条件の幅が広く、全体のコストを抑えてくれる大きな額の返済不要のものは競争率と合格率が厳しいと言われているトビタテ留学JAPANくらいしかありません。しかもトビタテも最長は1年までで、卒業留学希望者は利用不可です。(途中で卒業留学にすると違反ということで返金しないといけません。)

あとは地方自治体でそれぞれ設けているものもありますが、長期でも30~50万円程度の奨学金が多く、全額負担とはなかなかいきません。大学になるともう少し裾野が広がりますが、高校留学はまだまだこれからという段階なのだなと痛感します。

もう少し多くの人がチャレンジしやすいようになるといいなぁと思うのですが、為替情勢もあり、逆に昨今の留学はお金がかかる一方ですね。。

 

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ということで、さくっとよくある質問にお答えするのコーナーでした!