2024年3月20日(水祝)に東京相談会、3月23日(土)に大阪相談会を開催します
留学相談会

私が日本で働くことを決めた理由

Yukikoでございます。

前回からの記事の続きをつづります。

前回は、カナダと日本の労働環境の違いなど、社会人として生きるにあたっての違いを書きました。

カナダと日本の就職と働き方の違い ~Yukikoの昔話を添えて
Yukikoです。さて、今日はそんなことに全然関係ない、生き方のお話しです。私の実体験を添えていたらなんか長くなってしまったので、2部構成として、最初は日本とカナダの働き方の違いです。留学に出ると日本以外で生きる選択肢が見える

 

今回は、その違いを知ってなおなぜ私がの日本で働くことにしたか、を書いてまいりたいと思います!

カナダでの人生をまい進するのに十分条件がそろっていた

 

カナダのように社会からの固定概念による束縛がないことは、私にとって最後まで、どちらで生きていくことにするか悩ませた点でした。

カナダは前回書いたように、仕事による制約が日本よりも少なくストレスも最小限なので、魅力的なところではあります。

が、仕事がなんだかんだ大好きな私は、別に日本がブラックでも楽しかったので、ワークライフバランスとかはあまり気になりませんでした。

 

私はいつも3人の女友達とワイキャイしていました。今でも親友です。

彼女たちは、日本人ではなかったですが、全員留学生で永住権の獲得を目指していました。上のような理由でです。

 

そして見事、全員が今では永住権を持っていて、それぞれカナダでいい感じに頑張っています。(しかし3名とも希望して全員永住権取れてるって結構すごい国ですよねカナダ。)

私が悩んでいるときに「なんで!永住権一緒に目指そうよ!!」とめちゃくちゃ言われました。

 

引き続き働いてほしいと言ってくれる仕事もあったし、いつも一緒で気持ちを分け合える友達もいたし、人にとても恵まれていました。

もうそこには、十分自分のコンフォートゾーンがありました。いつでもカナダで永住権目指せるでーっていう感じでした。

 

でも、彼女たちが永住権を目指して頑張っているとき、私は何度も彼女たちが涙するのを見ました。

時にカナダの移民局の仕事が怠慢だったり、意味が分からなかったり、永住権のために雇用主に足元を見られて働かされたり…みんなつらいときには泣いていたし、苦しそうでした。

 

なぜそれでも日本に戻ったか

 

私には無理だと思ったし、単純にそこまでして別にカナダにいたいと思わない、と思いました。

感覚的にそう思ったのだと思います。

 

仰々しくクリアな理由があるかのように記事を書いていますが、結果として「いや別にそこまで…いいかな」という、感覚。

 

でもなんでそう思うんだろうと考えたときに、やりたいことがあるところにいること、できることが多いところにいることが自分にとって自然だと思ったからだと思います。

 

その時すでにちょっとナデシコ留学的な発想があって、自分の留学の失敗や苦労を誰かのために役立てることができたら、と思っていました。

やりたいことは日本にその時点でありました。

 

あと私は英語に限界を感じていました。

意思疎通ができることは知っているし、問題ないのですが、いつも常に悔しい思いをしていました。ネイティブ級に話したい。

 

私は日本では営業職で、このように日本語を自由巧みに使いこなして、商品やサービスを十分にアピールすることができていました。

カナダではまるでできませんでした。

 

カナダではできることがちょっと少ない…!!日本のほうができることが多い…!!

 

みたいな敗北感に苛まれるときがありました。誰も求めてないんですけどねー

日本に帰ってきてよかったと今でも思う

 

私は結構M気質なのか、つらいときほど自分が成長していると思っていました。

仕事をがんばるのも、そのためです。

 

カナダでは、つらいと思うことが本当になかったんですよね。

こんなにハッピーでいいの?くらい気楽で、いつも楽しくて。

何してても気持ちいいんですよねー。

 

でもそれが私の罪悪感にもなり、また焦りにもなりました。私、なんか成長止まってないか?と。

深夜3時まで働いていた広告代理店時代が恋しくて泣いたこともあります。

あの達成感や同僚との一体感はもう得られない…みたいな。

 

のんびりした環境にいるほうがつらいって、Mすぎますよね~アハハ

ヒリヒリしたところに身を置きたいという、ハードボイルドな人間です。

 

つまり、私は日本向きの性格だったということだと思います。

 

なにを正解にするかは自分自身にかかっている

 

大層なことをのたまっていますが、それもこれも今がうまくいっていて、楽しくて、年に1回カナダに出張で行けたりするからだと思います。

なんだかんだとカナダの仲間たちにも毎度会っていて、仲良しです。

 

もし私が、今自分のしていることがまったくうまくいっていなかったり、上記のような自己分析が間違ったりしていたら、一転、すごい後悔していると思います。

逆に、カナダに残ったとして、超そこでハッピーなことになっていたら、私は平然と「あ~カナダでがんばってよかった」と思うのでしょう。

 

よく学生さんにも言いますが、二者択一の決断はその時点ではただの決断で、どうするかは自分で作るわけなので、そこからがスタートなわけです。

二者択一の先に幸せが待つのか不幸が待つのか。

人によってはどっちの道にも幸せがあったりするし、どっちの道にも不幸があったりします。

 

どちらで最大限を尽くせるか、環境がどちらに自分の性格に合うか考えてみるといいのかもしれません。

 

とはいえ日本にイラつくこともかなりある

 

私は日本にはがんばってもらいたいと思っています。

 

せっかく日本を選んだし、私のようにこれから日本を選ぶ人もたくさんいるのだから、失望させないでほしいと思っているのです。

35歳のシングル子なしでも、堂々と生きていいようにしてほしいし、いきなり子どもがほしくなっても仕事と両立できる国であってほしいです。

ライフワークバランスが大切と気づいたら、すみやかにそういう価値観を学んでほしい。

 

できるだけみんなが幸せに暮らしてほしいし、選択はもちろん自由だけど、もっと気軽に日本を選ぶ人が多くなったらいいとも思います。

 

理想論です。でも論じているだけでは始まらないので、今は日本がしんどいと思うところを少しでもよくできたら、と動きだしたところです。

何度も言いますが、35歳のシングル子なしの肩身が狭すぎるので、まずはここをどうにかしたいと思っています。

 

まるでカナダにいたときのように、女性が固定概念にとらわれずに自由に生きられる社会になるように、女性が強さを手に入れ、男性も同時に役割から自由になれる社会をと願います。

 

そんな壮大な夢をもってまた新しいヒリヒリを手に入れられたのも、日本が困ったやつだからです。

手がかかるほどかわいいというのはそういう気持ちですかね。

 

12月にオンラインイベント開催「女の子×生き方×留学」

 

というわけで、じつはこの告知のための壮大な前振りでした。

 

若い留学生たちを見ていて、将来がぼやーんとしているように思います。

そんなものだと思います普通。

かくいう私も高校生の時は、自分が良くわからなかったし、将来も大学卒業後3年くらいまでしか描けなかったです。

 

高校生のときの私は「どうせ結婚して子供産んで会社やめるんだから大学とか専攻もてきとー。」というのが口癖でしたし、親の教育方針もそうでしたが、この大バカ者に言ってやりたい。

 

「お前は35になっても独身で子どももいないし、学歴コンプに陥ることになるから黙って勉強しておけ!!!!!」

 

と。

親も「あんたがこういう風になっちゃう(棘)んだったら、浪人させるか東京のいい私立にやってたのにね~ぇ」と無責任に言います。

 

なので、若い女の子に、もっともっと多様化する女性の生き方についてを先に知っておいてほしいと思っています。

 

就職、結婚、出産、そのあとの生き方。そして離婚や不妊も。

離婚や不妊はネガティブ要素の強い話なのであまり世間のライフプランには出ませんが、実はここに「無知」が詰まっています。

 

そういう、かなりリアルな「新しい時代の」女性の生き方を、日本を飛び出して世界で生きることも選択肢に入れたうえでお話しするセミナー。

留学セミナーと、女性の学生さん向けのキャリアプランセミナーの2部構成を予定しています。

 

 

できるだけ、若い女の子たちに難しくならないように、刺激になるようにと思っていて、留学の末に日本を選んだ人と、カナダを選んだ人と、メリットデメリットを聞いてもらいながら学べるようにもしたいなと思います。(生活の質とか年金とかそういう話もできたらいい)

 

自分の将来には、こんなにも可能性があるんだ!どれを選んでもいいんだ!と思えるような、前向きな内容にしたいです。

 

今、ボランティアさんも募集していて、学生ボランティアさんと少しずつ企画を詰めています。

12月20日(仮)くらいに、カナダにいる方も日本の方も、留学した方もしていない方も、みんなが参加できるようにと考え中です。

 

また少しずつ告知するので、ぜひお気軽にご参加ください!もちろん無料でございます。

 

という告知がしたかっただけの記事でしたが、これに懲りずに次回以降も寄ってやってください(‘ω’)ノ

 

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